2007年の4月1日に押上の天真庵を結んだ。
今日でまるまる13年。明日から14年目を迎える。
昨日のお昼、近くで警備員の仕事をしている方が制服をきて、そばを手繰りにこられた。
「志村けんさんが亡くなったね」を教えてもらう。津軽なまりで警備員の仕事について
あれこれ教えてもろうた。今月はじめまでは浅草の場外馬券所で警備をやっていた。
コロナで競馬場が閉鎖され、馬は走るけど、観客はなし、馬券はスマホで買うことだけOK牧場になり、
場外馬券場も閉鎖になり、そこで警備の仕事をしていた22人がお役目ごめんになった、ということだ。
コロナにかかったという人は、まだまわりにいないけど、仕事を失った人や、収入がOに近づいたひとは
いっぱいいる。このまま長引けば、中小零細企業や個人事業主のみならず、大手企業も苦戦を強いられる。
外出自粛の影響で、どこの飲食店の経営も青色吐息になってきた。もともとうらぶれたシャッター通り
の「十間橋商店街」。3月は人の通りも、車の通りも、ますます少なくなってきた。
界隈にはお年寄りが多いので、救急車の数だけ、増えてきた感じはあるけど。。
うちは、月に何度かライブをやっている。大阪のライブハウスで感染があったあたりから、
「ライブハウス」というのは聞こえがよくない。君子危うきに近づかず・・で集客が
危ぶまれ、3月も4月のライブも中止になった。
「夜の外出も自粛」ムードがあるので、いろいろな寺子屋(勉強会)も3月4月はお休みになった。
そろそろ霞を喰って生きていこうか、なんてこと思っている。うちは蕎麦粉があるので、それを毎日喰って
いくと即身成仏になる、というのも悪くない(昔の坊様はそうやって仏様になった)。
死を恐れても仕方ない。こうゆう有事の時は、テレビやスマホの電源を切って「情報断食」
をするのもいいかもなんばん。
予定を書いたホワイトボードの余白の白が目立ってきた。「4月は能登で暮らすか?」
と筆子さんにいったら、「12日の満まめがいっぱい予約が入っているので、それまでは休めない」
とのこと。気功整体で、気を整え、免疫力を高める・・・すごく大事なことだ。
人生、いいときもあれば悪いときもある。だからおもしろい。
「天真庵も苦戦してるに違いない」と思ってくれるファンの人が、いつもよりはやいペースで
珈琲豆を買いにきてくれたり、そばを手繰りにきてくれたりするおかげで、リーマンショックの時も、
大震災の時も、シンコロの今も、なんとか「持続可能」で13年間が経過した。感謝。
今日の「真民さまのことば」 元気が自噴してきそうな詩。
「わたしの詩」
わたしの詩は
生きるために苦しみ
生きるために泣き
生きるためにさげすまれ
はずかしめられても
なお生きようとする
そういう人たちに
ささげる
わたしの願いの
かたまりであり
湧き水である