プッチャリン こんかいな?

今日は2月22日。2月は逃げる、というけど、毎日コロナのニュースで
世界中にいろいろな影響が広がっていて、ひときわ長く感じる一ケ月。
来週のライブも楽しみだけど、3月7日には英里ちゃんのシャンソンのライブがある。
英里ちゃんの応援団長が、チャップリン、もとい、プッチャリンと竹馬の友。
そんな縁で、プッチャリンがときどき天真庵にきたり、そのうち玉ちゃんと仲がよい
ことを知り、どんどん縁が深まっていった。昨日のブログに「チャップリンになれなかった」
(けど、つき)と書いたけど、なることなんかない。

「ひとと比べる」とか「ひとと違うこと」に、重心をおかず、「わたしらしく」に力を注ぐのが、ほんとうの「自由な生き方」
であり「個」だと思う。みんな肩の力を抜いて、自由に生きていけばよろし。

コロナのおかげで、浅草もスカイツリーも、ガラガラみたい。京都や各地の観光地もガラガラらしい。
サッカーの観戦で、感染を恐れて、「ハイタッチ禁止令」がでた、と今朝のニュースでいってた。
あまり神経質になるのもどうよ、と思うばってん、細菌いや細心の注意は必要かもなんばん。

昨日の昼間、常連さんのKさんがカウンターに座った。ときどきテレビにもでる美人のアーティスト。
いつもは、階段近くのカウンターの端に座って蕎麦を手繰る。昨日はめずらしく、カウンターの真ん中に座って
蕎麦を手繰り、いつものように少しミルク多めのミルクコーヒー(世間では、ラテ、なんていう?)を飲んでいた。
「コロナの影響で仕事がひとつキャンセルになった」みたいなことで談論風発・・・・
お会計の時、「ご主人は、華道をされているのですか?」と聞くので「3年くらい、山口から原田先生においで
いただき、やってました」と答えた。N響の山根さんや、赤松林太郎(ピアニスト)や、カリスマ料理人たち
と真剣に花を習った時があった。「どうして?」と聞きなおすと、「この「うめ星実験中」のにんじんの姿が、素晴らしい。シン・ソエ・タイですね!」
という。それを見るために、今日は真ん中に座ったらしい。「これは、うめ星(隕石玉)を入れただけ、宇宙の自然体やねん」と答えた。

原田先生も京都の「いけのぼう」で修行をされ、晩年は流派を超えた華人として活躍された。
「いけのぼう」の教え、というか基本は「シン・ソエ・タイ」(真・副・体)。
長さや太さの違う三本の枝をつかい、黄金比で、間をつくり、それぞれに「あしらい」という補助になる枝をそえたり
して、花を生ける。天地人や陰陽という中国伝来の思想を 基本理念としてした「型」である。

「うめ星ひとつください」ということになって、昼ごはん代が一万円になった。
でもすぐに、ポケットに入れて、手を振りながら、街に流れていった。さすが一流のアーティストだ。
芸術と宗教の共通項は「真・善・美」・・・世の中が渾沌としてきたけど、ちゃんとした「自分」を
もって生きていかねば、と、人参のへたから生まれた「シン・ソエ・タイ」を見て思った。

今日も「味噌作り」。菌活な日々是好日。