菌活の輪が優美に広がっていく!

コロナウィルスの猛威が衰えない様子。
夕方熊本の「たまな創生館」の橋本太郎館長から電話・・
「来週あたりスタッフ5人で、東京へいき、ぼくらの原点と思っとう天真庵で
蕎麦を手繰り、界隈を散歩しよう思っとるばってんが、どやろか?やめたほうがよかかいな?」
・・・熊本でもマスクが足らない、ということらしい。少し大げさに報道されすぎの感はあるばってん、
「君子危うきに近づかず、のうほうがよかとちがいますか?おまかせします」とあいまいな返事をした。

天真庵では、毎日「菌活」(味噌作り)におわれている。コロナ・・ほどではないが、ゆっくり優美に「菌」がいい悪さをして、
ママ友から広がり、小学校に子供がいき、新しいママ友ができ、そこに広がり、ひとりのママがそのママといっしょ
にきたり・・・いろいろ縁が数珠つなぎ。

先日は、おんな三姉妹が3つそれぞれの味噌をつくった。長女の長女(Tちゃん)もいっしょ。
昨年同じ大豆で、同じ麹で味噌をつくり、年末に「味くらべ」をしたら、長女の家の味噌が一番おいしかった、ということだ。
きっと手伝ったTさんの手についた菌が「ウマクナール」という菌をもっているに違いない、ということで、今年は
3つの味噌つくりの仕上げにTちゃんの手を入れた。これもゴッドハンドだ。
まだ三十路半ばのママが手を洗った時、「ほんとうに味噌作りをすると手がスベスベになりますね」
とうれしそうに笑った。それだけではない。大豆の煮汁は、洗剤がわりになる。油よごれなんか、ぼろ布をちぎったもので拭いて、大豆の煮汁を
含ませたスポンジで洗うと、すっきりきれいになる。手も荒れないし、環境にもいい・・・いいことずくめだ。

親から子。子から孫。命をつむぐ技が伝承されていく。これからAIとかロボットが、職場や家庭をすさまじい
勢いで変えていくだろう。最後にのこるものは、今は絶滅危惧種になりつつある「おふくろの味」。手で味噌をつくり、
うめぼしをつくり、おむすびをむすび、ぬか漬けのぬかをまぜたり、畑仕事をし、その畑と忖度(そんたく は このような場合に使う)
し、四季折々の季節のもを食卓にのせたりするような「昔の日本人がやってきたこと」のような気がする。
これがなくなってしまったら、日本が日本でなくなるし、日本人は「ただの在日人」になりさがるのではないですか?
男は、魚釣りとか、釣った魚をさばく、くらいなサバイバルの技を身に着けておきたいものだ。「狩り」の技術を
もっていないと、女の子にもてへんよ。「そば打ち」「男料理」・・・これは「令和男子のたしなみ」になるんちゃう?
土いじりをして「百笑」になるのもいい。

今日は旗日。建国記念日。いつものように12時から19時まで営業。それから「ゆるゆるヨガ」だ。

2月29日(土) (仮)De amor em amor (ブラジル音楽)

演奏:寺前浩之(バンドリン)、バエデール・麻衣(サックス)、岸本麻子(ピアノ)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)