世界遺産の隣にある古刹

今日は鎮国寺にお参り。
宗像大社は、世界遺産になった。アマテラスさまの三姉妹が、沖ノ島、筑前大島、と玄海町の
三か所に祀ってある。沖ノ島は、神の島として長女が祀られているが、定期便がなく、女人禁制で
男子も島にあがる時は、素っ裸になって禊をしてからあがる。「海の正倉院」といわれていて、勾玉やガラス漆器など
国宝に指定されているものたちも数々ある。今年はそこで発掘された勾玉を、隕石入りでつくってもらった。
ふと本日大社にお参りしてみて、「九州そのものが勾玉の形をしとうね」と思う。人間でいうと妊娠3か月かそこら?
勾玉を最初にもった女性が「地球にも子宮にもよさそう」といった言葉を思い出す。

遣唐使から帰国した弘法大師(空海)が、宗像大社の神様に助けられた、と、宗像大社に礼拝した後、近隣の屏風山に瑞雲が たなびくのを見て、鎮護国家の根本道場として
お寺を建立した。鎮国寺という。高野山よりも前に建てられた歴史がある。今日、母親とお参りした際、見知らぬおばあちゃんが話かけてきた。
「この寺は有名なんやろか?誰がつくったんかいな?」・・・・しかとしたいところだが、何かの縁なので「空海がつくったとです・・・遣唐使・・・歴史がある」
と上記のように答えたら、「空海はどこで生またっちゃろか?」と質問された。「確か、四国だと思います」と言ったら「私も四国で生まれた」といって笑った。
これからまわりが、こんなおばあちゃんだらけになる。ぼくらもすぐに仲間入りするけど、「いずれいく道」のコンシェルジュ。大事にしなくては・・

そういえば、先週の水曜日に、能登の家の近くの集会所で「あつまり」があった。毎月第三水曜日の午後一時にそこに集まって
「カラオケ大会」とか「大正琴」の発表会などが開かれているらしい。
いくと、平均年齢80歳くらいのおばあちゃんたちが、スパンコールの派手な衣装を着て、舞台で演奏していた。
「東京の灯よいつまでも」「無法松の一生」「人生劇場」・・最後の「長良川艶歌」は、長老で85歳のおばあちゃんがマイクを
にぎって歌を披露。歌にも85年の念が籠っている。

♪好きと言われた 嬉しさに
酔うて私は 燃えたのよ
あなた あなたすがって みたい人
肌を寄せても 明日は別れ
窓に夜明けの風が泣く

この集落は「船乗りさん」の多い集落。若いころは年に一度くらいしか返らないような暮らしだった人が多い。
あるじいさんいわく、「年に一度しかかえれんかったけど、子供は4人つくった」といって。抜けた前歯を見せながら大笑い。
男たちは「港港におんな・・・」というやんちゃな暮らしをしてきたような顔をした人ばかりだ。(色気がある)
待っていた「女」の人たちも、操を守ってきた大和撫子も多かったろうけど、振り返ってみると
「花のような艶冶なはなしが残っている」ような女性もいるような気がした。えんやえんや・・・人生一度しかあらへん。(こちらも色っぽい)

明日の夕方のフェリー(門司から大阪)で東京に・・・           感謝

1月31日(金) 開場19時 開演 19時半  4000円(蕎麦会付き)

赤須翔(ギター)
シャンデル・ロブレス(ウォッシュボード)

2月29日(土) (仮)De amor em amor (ブラジル音楽)

演奏:寺前浩之(バンドリン)、バエデール・麻衣(サックス)、岸本麻子(ピアノ)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)