ひょっとしたら、初雪になるか?という寒い朝。
今週は、ペレットストーブが大活躍した。「火が見える」というのが断然いい。縄文人の「ゆたかさ」を再現できる。
夏は暑いと、薄着にしたりすればしのげる。裸になるまでがんばれる。でもそれ以上になると、文明の利器
に頼らないといけない。頼りすぎると、動物的な機能が喪失し、五感もにぶり、体調もおかしくなる。クーラー
で乾いて、入らず、クラクラになる。
潜水艦の中にいると、温度などが一定に制御されているけど、自然から隔離された生活を余儀なくされるので、
陸にあがってくると、みんな調子をくずすらしい。でも今の暮らしは家も会社も、途中の電車の中も「潜水艦」
とかわらない環境かも。これから、仕事や生活の周辺がAIに占領されていく。大事なことは、とり残された
我々が「人間らしく生きる」ことではないかしらん。
その点冬は、厚着にすればいいし、寝る時は布団を重ね重ね寝ればいい。それでも寒いと、ストーブの上に薬缶をおいて、チロリか
燗鍋、なければ徳利を入れ、お気にいりのお酒をお燗にして飲めば、こころから「ほっこりする」。それでも寒かったら、抱き合って眠ればいい。
来週は冬の能登で暮らす。三度目の冬である。「寒いんじゃない?」とよく聞かれる。当然寒い。
でも、その寒い中で泳ぐ魚たちは、脂がのってきて美味い。朝起き掛けに飲む茶や珈琲の一杯も
また格別な味がする。春夏秋冬、自然の呼吸に波動をあわせて暮らすと、「人間性」が磨かれる。
志賀町の特産に「ころ柿」がある。家から車でしばらく走ると道の駅「ころ柿の里」
というのがある。普段は野菜や魚を売る「特売所」みたいなところだが、この季節は、銀座の千疋屋に負け
ないくらいの立派な「ころ柿」が、出番とばかりに並んでいる。人も柿も「居場所と出番」が大事。
そして渡鳥たちが、怒涛の冬の海を渡ってくる。みんな一生懸命生きている。一寸先は光、だと信じて。
ぼくたちの明日も「一寸先は闇」のような時代。でも「希望」を失ってはいけんっちゃ。感謝。
今日の日めくりカレンダー
鳥は飛ばなくてはならぬ
人は生きねばならぬ 真民
7日(土) 仲内拓磨ギターライブ
演奏:仲内拓磨(ギター)
19時開場 19時半開演 ¥3,500(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)
20日(金) バロックコンサート
演奏:渡辺佳代子・ラスト恵子(オーボエ)・長久真美子(ピアノ)
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)
21日(土) 国貞 雅子 ソロ LIVE
演奏:国貞 雅子(歌・ピアノ)
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)
28日(土) 堀 まゆみ&大石 学 ジャズLIVE
演奏:堀 まゆみ(ヴォーカル)・大石 学(ピアノ)
19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)