不思議な音楽会

昨日は甥っ子の航太くんが母親、つまりぼくの妹を「接待」
と称する親孝行で、蕎麦屋の昼酒を飲みにきた。
耕太が生まれる秋、ぼくは京都の病院に入院していて、かなり絶望的な病気だった
ので、妹には伏せていた。
奇跡的な回復で、まだ腕のギブスがとれてない時に上京し、一年間は「日本ソストバンク」
(ソフトバンクの創業期の名前)に在籍した後、秋葉原で独立した。

最初の商品は「パソコンらくらくレッスン」という当時やっと漢字が使えるようになったpC時代の
「ベーシック演習ソフト」。日経パソコンの教育分野のソフトで2年くらい一番やった。
そのソフトの広告のモデルが自転車にのって遊ぶ航太くん。
その航太も来年は四十路を歩く「おっさん」になった。歳月人を待たず、だ。

昨日はかよちゃん組の「ピアノ・オーボエ発表会」
かよちゃんとこの嫡男のたっくんも今年小学校一年生。昨日は最初に「田舎の踊り」(ブルグミュラー)を演奏。
つづいて、おとうさん(有名なクラリネッター)とシューマンの「小さな世界」を連弾。
二番目はろっかちゃん。この子の母は、スカイツリーの工事中のイラストのてぬぐいをデザインした女性。
おなじくブルグミュラーのアラベスクを演奏。お父さんと連弾は「第九」の「歓喜の歌」だった。
次は孫をふたりつれてきて、「清らかな小川」を演奏したスーパーおばあちゃん。うちの妹とおない年。
いいおばあちゃんになった。でも大きなドイツ車にのって元気に病院をやっている現役ばりばりの女性でもある。
書の会にも参加し、元気な書体で孫の名前などを書く。同じく書の会のメンバーで梅林ガールズのひとりが、
ラフマニロフを弾いた。音楽、というのは、人の悲しみから生まれたものが多いけど、いいね。
この星の一番の「芸術」は、「人と人が出会い、愛しあうこと」だと思う。

かよちゃんのオーボエのお弟子さまたちも、「継続は力なり」の上達が著しい。
カウンターで緊張しながらリードをいじったりする人たちに「♪恋はいつでも初舞台」と鼻歌を
うたったら、その場がなごんだ。みんな「いまここ」を生きている。

総勢25名。☂の中、立ち見もでた素敵な音楽発表会。
終わった後の蕎麦タイムにかよちゃんが「12月20(金)に天真庵ライブやりたい」とのことで、
昨日ピアノの伴奏してくれたまみちゃんといっしょにやることになった。
12月は3つ入っているけど、4つになった。蕎麦屋は12月は「年越しそば」のシーズン。
うちは毎年、3つから5つのライブをやるのがならわしになってきた。

今日は日曜なので16時まで営業。それから「蕎麦打ち教室」二階は「満つまめの会」
明日の朝は「たまごかけごはん」夜は「順受の会」
火曜日が「書の会」
水曜日が「おんなかっぽれ」だ。

長屋Live (2019年12月スケジュール)

7日(土) 仲内拓磨ギターライブ

演奏:仲内拓磨(ギター)

19時開場 19時半開演 ¥3,500(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

21日(土) 国貞 雅子 ソロ LIVE

演奏:国貞 雅子(歌・ピアノ)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

28日(土) 堀 まゆみ&大石 学 ジャズLIVE

演奏:堀 まゆみ(ヴォーカル)・大石 学(ピアノ)

19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き

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