今日はかよちゃんのお弟子さまたちの「音楽発表会」。
10年くらい前から毎年秋に定例会になった。最初の年も☔だった。
かよちゃんと同じマンションに住むピカピカの小学校1年か2年だった君が、
丁寧におじぎをして、ピアノを弾き、おじいちゃんおばあちゃんたちが、まるでショパンのコンクール
にでる孫を見るようなキラキラした目で応援しながら、「花」という蕎麦焼酎を飲んでいる姿を
今朝の雨で思い出した。その小学生のくんも、今は高校生。反対に孫をつれてきてベートーベンを
聴かせるスーパーばあちゃんもいる。
昨日四国の農業家から電話。「もち麦のはったいこで、甘酒をつくったんでおくる」とのこと。
米の25倍の繊維質をもち、腸内環境を整え、血糖値を抑えるスーパーフードということで、
3年くらい前は、どこのスーパーにも「スーパーフード」のコーナーがあるくらい沸騰した。
ほんとうに日本人はテレビとかに洗脳されやすい。その時に並んでいたものは、ほとんどが外国産。
もともと雨量の少ない四国の瀬戸内側で、もち米の代用につくられていたものだ。
ブームが落ち着き、やっと注文する数が届くようになった。(3年前は、注文数の半分以下しかはいらなかった)
いろいろな人から「甘酒つくった」といっていただいたけど、甘酒ブームも今は昔・・
でも一番大きな問題は「お米を食べなくなった日本人」。昨年あたりから、お米よりもパンの消費に軍配があがっている。
いろいろみんな忙しいんだろうけど、「家族いっしょにごはんを食べる」という時間をもてていない家がほとんどみたい。
箸置きがある家が、10%もない・・ほんと?家族それぞれ専用の茶碗がないのが普通・・え?ちゅう感じ。
急須でいれてお茶を飲んでいる・・・これも消費税といい勝負?・・・・・・大丈夫かいな日本人。
四国の農場に6月にお邪魔した。玄関に「愛穀」と元気な書体の額があった。「真民」と落款(らっかん)されて
いるので尋ねたところ、「よく坂村真民さんが遊びにきてたんよ」とのこと。「詩国」というのを
ライフワークにされた偉大な詩人。その縁で、天真庵にも「念ずれば花ひらく」という直筆の色紙が飾ってある。
トイレには「日めくりカレンダー」。ときどきトイレから降りてきたお客さんに「誰の詩ですか?」
なんてこと聞かれる。孤独な空間で、ドキッとするような言葉と邂逅する。
今日23日の言葉は「七字のうた」
「七字のうた」
よわねをはくな
くよくよするな
なきごというな
うしろをむくな
ひとつをねがい
ひとつをしとげ
はなをさかせよ
よいみをむすべ
すずめはすずめ
ななぎはやなぎ
まつにまつがぜ
ばらにばらのか 真民