昨日、焙煎をしていたら、Mくんが入ってきた。
「昨日はいいライブだったわね」と、いつものおかま言葉。
「飯は?」と聞くと、「前のアコレで何か買おうかと思ってる」
というので、カレーをふたりで食べながら、談論不発。
国貞雅子のCDを聴きながら、彼女に勧められた禅の本を読んでいると、
「すごく素敵なCDね・・・ちゃんとしたところで生の声を聴きたい」という。
12月に天真庵でライブがあることを伝えると
「私が二か月続けて天真庵のライブにきたら、奇跡みたいなことなので、きっとこの店つぶれるわよ」といって笑った。
古本屋カフェを12年くらい準備中の彼の部屋は、本が3000冊くらいある。茶道・華道などの日本文化
の本や、禅や宗教関係の本が多い。なんやら整体とか、不思議な本もいっぱい。ときどき、こちらの一歩先を予知するように、「これ読んでみて、返してよ」
と念を押して、置いていく。カウンターの中や棚の上の並んでいるぼくの本でおもしろそうな
本を見つけると、「これ貸してちょうだい」といって、もっていく。いまだに、帰ってきた本はない。ぼくもほとんど返すことがない。
お互いに「原始的ぶつぶつ交換」のような本のいったりきたりだ。来年に彼の住む長屋が取り壊しになる。なんとかこの街に続けて住んでほしい人だ。
カウンターに置いてあった「禅の本」を見て、「これ定価で買ったの?」というので
「そうや」と答えると、「この本、曳舟のブックオフで1000円ちょっとで売ってたわよ」という。
ときどき電話がかかってきて「神保町の〇〇書店で、〇〇が2000円ででてるわよ。」
なんていうこともよくある。アマゾンで「この本を買う人は、こんな本にも興味をしめします」の
アナログ版のような感じだ。
ということで、ふたりで歩いて曳舟の移転して新しくなったブックオフへ・・・
ふたりとも、抱えられないくらい本を買って、「疲れたので、珈琲しない?」というので、
「じゃ 国貞雅子が時々ライブをやる「珈琲屋」にいこうか」といって、てくてく入船というお菓子や
を通り、ガード下をくぐり、珈琲屋へ。。。玄関に「木曜日定休」。
そこで分かれて、こちらは店にもどり焙煎を続けた。別れ際に
「道元の「正法眼蔵」の、仏法をならうというは、自己をならう也。自己をならうというは、自己をわするるなり。
自己をわするるというは、万法に証せらるるなり。万法に証せらるるというは、自己の身心をよび、他己の身心をして
脱落せしむるなり」・・・道元の教えの神髄を語り、「いろんな出会いの中に、わたくし(自分)を発見することかしらね」「
これ、国貞さんに伝えて」とのこと。
そして「そうそう、天真庵にときどききてるヨガの聖者さんが、11月11日に、地球の人たちがみな覚醒
する、ってブログに書いてたわよ」とのたまわれた。・・・・・まったく、不思議くんである。両性具有の👽宇宙人かも?
長屋Live (2019年12月スケジュール)
7日(土) 仲内拓磨ギターライブ
演奏:仲内拓磨(ギター)
19時開場 19時半開演 ¥3,500(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)
21日(土) 国貞 雅子 ソロ LIVE
演奏:国貞 雅子(歌・ピアノ)
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)
28日(土) 堀 まゆみ&大石 学 ジャズLIVE
演奏:堀 まゆみ(ヴォーカル)・大石 学(ピアノ)
19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)