6月に南條先生の卒寿のお祝いにいった。その帰りに「坂村真民記念館」にいって、日めくりカレンダーを
買って、トイレにかけてある。「こんな時代」になったので、感応する人が多くなってきた。官能的でもある。
昨日は「論語の会」。だめか、と思ったらしいが、古色蒼然たる天真庵の建物の「無事」を祝った。真民さんの詩にこんな
のがある。
「無事」
備前焼には 茶の花が活けてあり
床(とこ)には 無事の二字がかかっていた
それは老師晩年の字で 気魄にみちていた
あけひろげられた部屋にも 庭の木々にも光があふれ
懸樋(かけひ)から流れる水が かすかにひびいていた
たててくださった 一服の茶のおいしさ
仏の道につながるありがたさ
ひよがしきりに鳴いて 一層静寂を深め
わたしの心を和ませてくれた
*老師というのは、足利紫山老師。101歳くらいまで生きられ、特に
100歳を超えてからの書がいい。今つかっているPCの横にも
紫山老師の100歳の時に揮毫した「竹」の額がある。今回能登に
もっていく予定だったが、☂なので、しばらくおいて次回のお茶会
の時にかけてから能登へもっていくことにしよう。
銀座の骨董屋の「一楽堂」でもとめたもの。一昨年そのお店も緞帳を下げた。
時々、「くすっ」と笑えるようなハガキはくるが・・・・
拝啓
昨日同窓会にいきました。
友達が「最近中国語をはじたのだが、蚊のことをなんていうかしってる?」
と聞くので、「・・・?」な感じでいたら、その友達が
「チースウ」(血を吸う)と答えた。一瞬沈黙の時間があったけど
「ミャンマーでは、スーチーというらしい」と言った瞬間にみんなで大笑いした。
鍵善のおひがしをおくりました。天真庵にいけるお菓子がうらやましい。
そんな内容のものが多い。東大を出て高級官僚の道を進みながら、途中でバスを降り
86歳くらいまで骨董屋をしていた。もうすぐ彼も卒寿。「近世奇人伝」という
変わった文人たちを紹介した名著があるが、彼も「銀座の七不思議」といわれた奇人だ。
11月に、奇人たちが3度目のライブをやってくれる。またまた一楽。
11月6日(水)
「新作CD発売記念ライブ」 ソボブギ
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)
演奏
西尾賢(ピアノ、三味線など)
藤ノ木みか(うた、パーカッション)
伊藤啓太(コントラバス)
豆奴(おまけ)
「おまけ」 竹の言霊
竹とは、人生の節を教えてくれはる
いくつ節があっても竹は努力して伸びていかはる
いくつもの節を乗り越える力は、実は目にみえないところで
ぎゅっーと根っこっがハグしているからや
それは人間もおんなじことやで 見えない力を信じてぎゅっ-とハグしてや
人の値打ちをしっかりつかんでおれば どのような悩みや問題も超えていけるで 感謝。