昨日は、ももちゃんの薩摩琵琶の会。
彼女が天真庵デビューしたのは、10数年前、押上にきたばりのころ。
織田流煎茶道の家元のお嬢様りんちゃんとももちゃんが、東京音大の同級生で、
煎茶道の仲間とともに、二階で煎茶会をやり、一階でライブ・・・という
「煎茶事」のような会をやった時だ。ふたりはまだ大学を卒業したてだった。
もも、の前に、ぶどう人もやってきた。
真っ黒い顔したんが、昼過ぎに「ちわっす」とやってきた。
「来年のオリンピックの下見にきたアフリカのランナー」かと思ったら、
ぼくのそばのお弟子様。2年前に山梨に移住して、ぶどうをつくっている。
この秋に、古民家を買い、本格的な「田舎暮らし」をやるらしい。
相方はピアニストなので、なかなかおもしろいことが、山梨でも誕生する。
彼はぼくと同じ九州産。
九州産、といえば、先日ギタリストの「吉良 剛」くん(大分)が、
蕎麦を手繰りにこられた。お父様の還暦の祝いをきっかけにギターライブを
やりはじめ、藤沢を拠点にライブをやっている。9月21日(土曜日)が天真庵
初ライブ。楽しみだ。
9月1日にやるシャンソンの上原英里さんも藤沢界隈のカフェで
よくライブをやっておられる。なんかみんな根っこがつながっている感じがする。
そして昨日お客さんとしてやってこられた津軽三味線の「山本竹勇」さんも、
10月19日(土曜日)に、天真庵で「津軽三味線のライブ」が決定した。
高橋竹山先生のレコードを聴いたのがきっかけで、はじめたらしい。
ぼくも冬の能登で聴こう、と思い竹山先生のCDを能登に運んだばかりだ。すごく楽しみ。
一ケ月の10日間は能登で暮らしているわりには、いろんな縁が紡がれていて、
不思議な日々是好日。
薩摩琵琶は、壇ノ浦で滅んだ平家の英霊たちを鎮魂するために琵琶法師たちが奏でた、のが原点。
その後、義経は「勧進帳」で有名な北陸の安宅の関から、能登のわらび姫に会いにいき、奥州
にいく。半官贔屓の日本人は、各地に義経の伝説を残し、今も語り継がれる。
能登の天真庵のすぐ近くに「義経の舟隠し」という名所もある。間違いなく義経が歩いたとこだ。
能登でももちゃんに「義経」を奏でてほしいものだ。
「能登の和もの酒場」でもやってみるか・・