デュアルワークスというスタイル

今週のはじめ、金沢から若者が「寒山拾得美術館」にこられた。
うちのHPを見た、と電話があった。

基本的に和室ばかりなので、若者もお年寄りも「坐れない」という人が多くなってきた。
日本人が、米を食べなくなり、畳に座れなくなってきた。もちろん「茶道」や「華道」などをやる人も激減してる。
玄関に火鉢(有田?)をもってきた。天真庵の外に「メダカ用」と「植物用」が置いてある。
もうひとつあったので、木工のあだちくんに、能登のヒバの廃材でテーブルをつくってもらい、
その高さにあう椅子を4つ見立てた。にわかに玄関が「能登の天真庵」になり、
お客さんがくると、ホボブラジルをそこで飲んでもらっている。

その若者が「デュアルワークスを地でいってますね」といった。
都会と田舎・・・ぼくは「二股暮らし」といっているが、世間では「デュアラー」
などと称しているらしい。新しい働き方のひとつ、として「works」とあわせて、「デュアルワークス」
なんていうらしい。
ぼくみたいに、「自営」でやっていたり、「アルバイト」みたいな立場の人には、あまり肩肘はったり、
清水の舞台から飛び降りる勇気など必要とせず、「よし」ときめればできることだと思う。

ぼくのそばのお弟子様だけど、4年前から能登に移住し、毎朝漁にでて、自然農法で野菜をつくり、
終末は「梅茶翁」というカフェをやっている「しんごちゃん」が「能登」という季刊誌の表紙を飾って
話題になっている。毎年梅林ガールズたちと梅仕事にいくところ。近くには有名なジェラートやさん
もあり、能登で注目のパワースポット。彼も「海の家」と「山の家」の二股暮らしで、デュアルワークスの先駆者。

「はたらく」というと、まず一番に「給与は?」となるような固い頭で考えたら、デュアルワークスはむずかしい。
そもそも「働かなくては、生きていけない」という恐怖観念?みたいなものがこの国の人たちの脳裏に焼き付いて
いるのは「洗脳」以外のなにものでもないような気がする。アホな政治家が「老後に2000万」といわれた
だけで、びびっているようでは、お先が真っ暗になるだけ・・・
せっかくこれから夏本番。夏休みは、田舎暮らしをのぞいてみるのも一考だ。
各地に「参加型」の農家民宿などがいっぱいある。
東京にかえる日に知り合った素敵な女性が門前の「農家民宿 フォレスト」をお手伝いしているとか・・
門前・・・・元の総持寺の門前・・・・禅の街に素敵な場所がある。まさに「大道無門」
「こころざしがあれば、どこからでも道は開けてくる。」

7月27日(土) もにじん花火大会 らいぶ

演奏:じんじん(ギター)・マツモニカ(ハーモニカ)

17時開場 17時半開演  ドレスコード:ゆかた・甚平 ¥3,000(蕎麦・珈琲 付き)

8月のライブ

2日(金) 『百びわ庵』コンサート

演奏:榎本百香(薩摩琵琶)

18時開場 19時開演  ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き