昨日は日曜日で16時閉店。
その後は「梅仕事」。最初に英語の先生一家がこられる。
ここの夫婦は天真庵で出会って結婚した。
二月の味噌作りは、長男のTくんが中心でつくった。今回は
弟くんもエプロンをまいて初参加。ときどき梅のへたをとる手を
にぎりしめ、なぐりあいのけんかをしながら、なんとか梅干しと、梅シロップを
完成。
今年の梅雨は「空」がなく、毎日のように雨がふる。子供たちは公園や外で
遊べないので、元気がありあまっているようだ。梅仕事が終わっても、兄弟で
なぐりあっているので、プチプチでグローブをつくり、ボクシングを伝授。
「かまえかた」「ジャブ」「フック」「ストレート」の基本を教え、ぼくの手をミット
にして、打ち込ませる。ガードがあまくなったら、ぼくの手が子供の鼻にパチリと届く。
子供も親もびっくりするけど、「ほんとうのケンカになったら、鼻血がでたり、鼻の骨が折れたり
するんやで」といって、何度も繰り返し、パチリのカウンターの繰り返し。幼いころ、
めしより好きだったケンカの血が騒ぐ。
次は「戦車くん親子」。この夫婦も、とある天真庵の寺子屋に通っていた縁で
結婚した。そして味噌つくりと梅仕事に家族でこられる。
すこし「おてんば」の女の子も来年が小学生。運動神経がよくて、テーブル席の
鉄のポールを🐵のようによじ登り、天井までいくと手を天井について、ピースをする。
母親が「ボクサーみたいに腹が割れているんですよ」というので、さわらせてもらったら、
ほんとうに六つに割れている。最近は女子のボクシングも盛んだ。
「本気になったら、ボクシングジムを紹介するからね」というと、笑っていた。
寒山拾得の絵に、虎と豊干禅師を加え、仲良く眠っている構図の絵を「四睡図」
という。「家族が仲良く暮らしている」姿を現したもので、昔から絵描きや禅林が
好んで描いた。戦争や震災や飢饉など、これまでも大変な時代をくぐりぬけて、生き暮らしてきた
。でも家族の平和の基本になるものは、毎日の「食」と「眠る」こと。
喰えない時も、雑穀や身近な自然の恵みを工夫しながら、家族をささえてきた「知恵」
みたいなものを、もう一度考えなおす時代がきてるようにも思う。
自給率が低く、世界中から食べ物を調達しながら、栄養のバランスも腸内細菌のバランスも
悪く、病人ばかりで税金率だけうなぎのぼりのこの国は、ほんとうに「国家」といえるのかね?
これから「たまごかけごはん」
「もち麦いりのごはん」「平飼いの卵」「古式醤油でつくるかえし」をかけ、「手前味噌」で「具沢山の味噌汁」、
香のものは「うめ星入りの糠」でつけた「ぬか漬け」。プラス「愛情」。
「宇宙規模で考えた究極の朝ごはん」だ!
夜は「長屋で女史会」