感動したり 絶句したり・・

昨日は「順受の会」
フルメンバーと新人が集まり、カウンターまで人がすわってお勉強。
四半世紀も続いている。「ホンモノ」やと思う。

終わって、片づけをして、東京を出発したのが11時をまわっていた。
今回は、栗園の手伝い、梅仕事があるので、眠いけど頑張って車を走らせた。
横川あたりで仮眠をして、「ころ柿の里」という道の駅にお昼前に到着。
昨年、能登の家の持ち主と待ち合わせをした場所でもあり、筆子さんのおばあちゃんの
ふるさとの近くでもある。きっと、無駄のない縁で繋がっていたに違いない。

道の駅にある「温泉」につかり、おばあちゃんの戸籍の住所をナビに入れ、出発。
「世界一長いベンチ」というのが、きれいな海の海岸にある。そのあたりで
ナビが「目的地に到着しました」と告げる。
おばあちゃんの旧姓の家はなかったけど、ちゃんとルーツの土地にたどり着いた。
父母と天地と海と山・・・人は生まれた瞬間に、必要なものはみな神様に与えられている。
なんの不足もない・・そんなメッセージが聞こえてきた。

そこから能登の家まで車で10分くらい。
車を止め、気になる畑に・・・・
車庫の裏の畑には、大豆を植えた。20年くらい休耕だった土地を一年かけて
開墾し、先月大豆を植えた。
ここの土地は里山と隣接していて、環境がいいのと、まつきよさんにもらった「土壌活性剤」
を入れたせいか、大豆も生育しているけど、まわりの雑草もジャングル状態。

明後日は「松尾栗園」の雑草とりのボランティア。でもその前に明日は我が畑の雑草取りだ。
おそるおそる、家に隣接した畑にいってみた。先月そこに「辛味大根」を植えた。
なんと大根の花にモンシロチョウが踊るように戯れ、花の下には、小さな辛味大根が
いっぱいできていた。思わず大根の花を手でもぎ、玄関の花器に投げ入れた。

「夏休みに能登にいきたい」とかいってくれる友人たちに不義理をしている。
まだまったく準備ができていない。
「まだ遊びにこられても困る」とか「自分たちで計画をたて、お昼にくる・・とかいうのならなんとか」「泊まりは当分無理」
みたいな返事しかできないのが正直なところだ。
畑の仕事、梅や栗の仕事、家の片づけ・・・完全な移住でも3年くらいかかるらしい。ぼくらは
東京で仕事をしながら能登で10日暮らしている。まだまだよそ者であり、百姓や田舎暮らしの初心者でもある。
「能登で暮らしている」と言えるまでまだまだ時間がかかりそうだ。「目標設定」や「きめごと」は何もないけど、
しばらく、黙々と自分のペースで暮らしていきそうだ。

終末は「梅林ガールズ」たちがやってくる。彼女たちは「家族」のようなものだから、
片づけや畑を手伝ってもらったり、梅仕事をいっしょにしたりしながら「能登で暮らす」の
実験をいっしょに追求しようと思っている。