恵の雨男

東京は一日☔だった。♪ああああ ながさき も東京も 今日も☔だった。

昨日は仲内拓磨くんがギターのライブをやってくれた。天真庵デビュー。
近くに住むKYOKOさん、が彼のマネジャー兼ときどきボーカルといった関係で、
昨日もセッティングから、お客さんの接客しながら歌を歌い、という大活躍。
彼はどうも雨男らしい。あまりいいイメージがないけど、かんむりに「恵み」
をつけると「恵の雨男」 まったくイメージがかわる。

よく人は「は~」とため息をつく。それを見たひとは「ああ、何かつらいことがあったのかしら」なんて想像する。
でもその人がため息の後で、「あ~しあわせ」とつぶやいたら、まったく違う世界になる。
温泉に入って、生きてるか死んでいるのか、現象世界か実相世界なのかわからないような「極限のやすらぎ」
にその人いる。表裏一体、紙一重の中に、ぼくたちは生きている。
量子学とかいう難しい学問は、よくわからないけど、「シュレディンガーの猫」の話などを
聞くと、「なるほど」と合点がいったり。

量子学の常識に、「見る側と見られる側は、いったいである」というのがある。
ひとは掛け軸を見ている。でもその掛け軸を描いた人も、こちらを見ている。
一物一体というのも、そのような範疇のもんやろか?

仲内くんはよく路上ライブをやっている。駅から降りてきたひとたちは「あんなことやって食えるの?」
みたいな顔で通りすぎていく。でもギタリストは、反対にそんな疲れ切ったサラリーマンを元気にしようと思って
「家の灯り」みらいな曲を作曲して路上でギターをつま弾いている。これも量子論。

彼の生まれは千葉の銚子の近く。ときどき港町でも路上ライブをやるそうだ。
漁がおわり陸へあがった男たちがカンビール片手に集まってきてくれるらしい。
そのひとりの男がいると、トリガーになって人がどんどん集まってくるらしい。
人もお金もさみしがりやだ。これは「漁師論」か?

仲内拓磨くんは12月にも天真庵でやってくれることになった。ペレットストーブ
のあたたかい火を囲みながらギター。
ぼくは火のあかりと彼女を見ている。彼女もきっとぼくを見ている・・・これは「恋愛論」の世界?

今日は日曜日なので16時。それから「蕎麦打ち教室」
明日の朝は「卵かけごはん」