のむら暮らし ぱあと2

昨日は「波並(はなみ)で花見」だった。梅茶翁は、珈琲(ほぼぶらじる)を供するお店を出店。
まきり包丁が有名な「ふくべ鍛冶」さんや、漁師さんがやっている民宿、狩女のカレー(ジビエのカレー)、
豆腐屋さんのおからドーナツ、栗園の人がつくった栗羊羹、能登牛丼・・・能登町界隈のがんばっている人
たちが、勢ぞろいしていた。野外ステージでは、歌あり、フラメンコあり、多士済々のアーチストたちが出演。
あいにく午後から雨が降ったけど、たくさんの人たちとふれあえた。

会場になった公民館兼保育園は、この「波並で花見」を含め、いろいろなふれあいイベントが評価され、全国
の公民館の大会で金賞をとった、らしい。能登の子供たちも、遊び方、食べ方、泣き方、みなワイルドで元気。
自然にむきあい、海山のものをいらない加工を加えてないものを食し、早寝早起きして体をめいっぱい動かしているからだろう。
とても貴重な花見を体験させてもらった。
能登にある遺跡の四平方メートルくらいの広がりの中には、海あり、山あり、川あり、沼あり、森林あり、潟ありの
地形だ。縄文人たちの英知や自然に対する畏敬の念など、自然の神に対しての「宗教心」みたいなものは、
日本人のこころの原点ではなかろうか。

家に帰ると、隣のおばあちゃんが「さかながはいっとったけん、お裾分け。」(刺し網漁をしておられる)
といって、カレイ、ハチメ(めばる)、アイナメなど10匹くらいいただく。
ちょうど三輪福さんから、お手製の「アップルパイ」をいただいていたので、半分をお裾分けして、「原始的ぶつぶつ交換」ができた。
さっそく、ふくべ鍛冶のまきり包丁をだして、カレイを5枚におろし、アイナメも刺身にした。
白身の刺身を久保さんの絵志野の四方皿にのせると、料亭の逸品になる。(自画自賛)
ハチメは、神子原(みこはら)村の村営の売店で買った生姜を使って煮物にした。
竹葉という能登の地酒を、囲炉裏の五徳の上の鉄瓶でぬる燗にして飲む。幸せな一刻。

能登の「のむら暮らし」もだいぶ自然になってきた。天真庵のHPの「遊山」を「のむら暮らし」に変更。

◎そめもん展 ”京の染工房 河野染色工芸スタジオの仕事”

◇こうげいヌーベルバーグの作家小物も販売いたします◇

19日(金)16~19時

20日(土)13~19時

21日(日)13~19時

27日(土) 成川正憲ギターライブ

演奏:成川正憲(ギター)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)