今日は平成の千秋楽だ。
昨日はそばのお弟子様が「引っ越しそば」を打ちにきた。
先月にお父様が召された。いつもは、打ったそばを、
お父さんちと自分ちに分け、そば汁も半々でもってかえっていた。
「親死ね 子死ね 孫死ね」と、仙厓和尚は揮毫した。順番にいくのがよろし、という意味だ。
でも順番通りにいくか、とか、どのように逝くか、というのは、神のみぞ知る世界だ。
昨日の夕方まじかに、「引っ越しそば」を食べに、7人のお客様がやってこられた。
力仕事の最中で、若い人ばかりで、おかわりを所望されたけど、ちょうど7人でそばが終わった。
「隕石直売所」の人たちだ。昨日と今日で押上から東銀座へ引っ越しをする。
時代の変わり目というのは、「これから活躍する人」が忙しそうに動いている。
押上には、束の間しかいなかったけど、この星で出会えたことに「感謝」。「うめ星」が生まれたきっかけのお店。
これから地球に住む人たちをたくさん救うであろうグッズ。
そして、今日で「平成」が終わり、明日から「令和」だ。
お店のそばもチーズケーキも・・・・冷蔵庫の中の食材も、昨日はほぼ空っぽになった。「能登の焼き栗棒」も残りわずかになった。
片づけが終わって、剣菱を燗にして飲んだ。鍋に「がめに」が少し残っていて、冷ややっこと卵焼き、ささみときゅうり
の梅味噌あえ、うめ星(隕石玉)を入れた糠味噌のきゅうり、が酒肴。
音楽は成川マサノリの「REBORN」。みんな明日から「リボーン」で生まれ変わる。
10連休で時間がたっぷりある人は「ナルちゃん」が音楽を担当した映画「おぶせびと」と「おだやか家」
をゆーちゅーぶで見てほしい。そういえば、新しい天皇さまのあだなも「ナルちゃん」やね。
リボーンの一曲目が「虹の旅立ち」
チワワの元気が旅立った時、ピアノのまわりが祭壇になり、たくさんの花が手向けられた。
花を持ってきたある女性が「犬はなくなると虹の橋を渡るんですよ」と教えてくれた。
さきほどネットで調べてみたら、素敵なこんな詩を見つけた。犬も「生まれかわる」らしい。
虹の橋
原作者不詳
日本語訳:ふくふくやま
天国の少し手前に、「虹の橋」と呼ばれている場所があります。
この世界で生前、誰かと寄り添い、暮らしていた動物たちは、
その命の灯が消えたとき、「虹の橋」のふもとへ行くのです。
そこには、草原や丘が広がっていて、
動物たちはそこで駆けまわり、
ともにじゃれあって、楽しく遊んでいます。
おなかいっぱいのごはんと、きれいなお水、
そして優しい太陽の日差しに溢れていて、
みんながそのあたたかな場所で、のんびりと暮らしています。
病気にかかっていた子も、年老いた子も、みんな元気を取り戻し、
傷の痛みに苦しんでいた子もすっかり健康なからだを取り戻し、
昔のように、そしてまるで夢のように、そこでは過ごしているのです。
動物たちは幸せに暮らしているのですが、
たったひとつだけ、心を満たしていないことがあります。
それは、かつて共に過ごし、愛し合い、寄り添っていた人が、
ここにいないことが、恋しくて、寂しいのです。
動物たちが一緒に遊んで、駆けまわっていたある日、
ある子がふっと立ち止まり、遠くを見つめていました。
その子の目は、次第にキラキラと輝きだし、よろこびで震えだします。
突然、その子は仲間から離れ、草原を飛ぶように走っていきます。
速く、速く、それはまるで風のようです。
その子の視線の先にいたのは、
共に過ごし、愛し合い、寄り添っていたあなたでした。
その子とあなたは、虹の橋のふもとで再び出会います。
あなたは、愛するわが子を抱きしめ、愛情いっぱいにふれあい、
二度と離れることはありません。
あなたは満面の笑みで幸せにあふれたキスを受け、
もう一度、愛するわが子を抱きしめるのです。
そして、わが子の顔をのぞきこみ、見つめあっては、語りかけます。
きみと別れてからの長い長い人生を、
私は一生懸命生きてきたよ。
その中で、きみを忘れたことは一度たりともなかったよ。
やっと会えたね。
そしてあなたたちは寄り添いあって、
共に天国へ続く虹の橋を渡っていくのです。