手仕事

能登の「梅茶翁」の梅の花も咲き、6月の梅林ガールズたちとの再会を待っている。
梅には、うぐいす、といえばおいちょかぶの構図だが、春爛漫をたたえる風情がある。
能登のあて(ひば)の葉は、松のように緑がきれい。門前にある「手仕事や」というそばやでは、
その葉っぱの上にそばを盛る。土の香りを風が運んでくるようなそばだ。

来月はタケノコが旬を迎える。能登町にある「ふくべ鍛冶」の店先には、鍬(くわ)が並んでいる。
刃先が丸と四角いのがある。土地の土によって、使い分けているらしい。男女別になっていて、
女性用は赤い。「まきり包丁」は、厳しい能登の自然によりそってきた人たちの「手」であり、
そこにいくと「手仕事」のお手伝い用品がいっぱいある。

「能登」という地元の季刊誌がある。最新号は「薪」の特集だった。
「薪ストーブ」が流行っていて、古民家やお店などでも、よく見かける。
薪ストーブの前の椅子に座って、ウイスキーなんかを飲む。なかなかかっこいい生活スタイル。
能登の家にも一台置こうか、なんて考えてみたけど、能登ヒバの「あて」をふんだんに使った
伝統的な日本家屋で、和室ばかりなので、今のところ囲炉裏や手あぶりや長火鉢に「炭」を
中心に暖を得ている。もっとも一番寒い一月の末から2月いっぱいは「味噌作り教室」を
東京でやるので、炭ですんでいる。

今日は「論語の会」(順受の会)
明治の実業家、渋沢栄一翁は「論語とそろばん」を唱えた。
そろばん(もうけ)も大切だが、論語(道徳・気品)も大切にせんとあかんよ、ということだ。
二律背反することだけど、そのあたりのバランスは、どんな世界でも共通する。
「中庸」というのは、ある意味、そんなところのニュアンスを含んでいるのだろう。

明日は「新春シャンソンショー」があるので16時閉店。
日曜日はいつも16時閉店。

(3月の素敵なライブ)

23日(土)弾き語りシャンソン ライブ

演奏:・上原英里(ヴォーカル&ギター)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲・付き)

29日(金) MUSICA LIBERA TOKYO

演奏:山根孝司(クラリネット)・藤田朗子(ピアノ)

19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

30日(土)ボサノヴァ de 花見

演奏:山本ひかり(歌・ギター)

19時開場 19時半開演 ¥3,500(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)