岐阜で薬草とお茶をつくっている青年がいる。
織田信長が、火薬の薬などをつくらせていた場所らしい。
近くの春日茶の産地には、お茶摘みの手伝いにいったことがある。
織田流煎茶道の末席に席がある身として、不思議な縁を感じている。
その青年が「お茶」を広めるために、常滑(とこなめ)に通い、ある作家さんに「急須」を
お願いした。取っ手のない、「宝瓶」(ほうひん)というもので、お点前では
玉露をいれることが多い。もちろん煎茶でもかまわない。
しかも、その宝瓶は、中に煎茶碗が2個入るようにつくられているので、旅や
アウトドアでお茶を飲むのに最適だ。さっそく注文したら届いた。
常滑は、昔東京の下水管に使われていた。その後は、梅干しや味噌を仕込む甕(かめ)でも
大活躍した。また最近振り子がふれて、天真庵にも100人の「醸し女子」たちが味噌を
つくりにきたり、梅林ガールズたちが梅干しを仕込みにやってくる時代を迎えた。
常滑の出番でもある。急須も有名で山田常山さんなど名人を輩出している。
昨日さっそく玉露を入れてみた。常滑の土の味と星野村の土の味がハモニーになって
宇宙の調べを奏でているようで、とてもいい。
恋人をキャンプにでもさそって、星を見ながら玉露を飲む・・・いいだろうね。
その後は、玉露の葉にぽん酢を入れ、日本酒を常滑茶碗で飲んでごらん。
甘露甘露の世界に浸れること間違いなしだ。ただし、「間」と「温度」は大事にしてや。
せっかくの雰囲気が壊れる。都会で「空気を読めない」のは、都会の喧騒の中で消える
けど、素敵な雰囲気の中でそれをやると、ださい、といより、居場所が死に場所になるくらい追いやられるかもなんばん。
今日は日曜日なので16時まで。それから「蕎麦打ち教室」。それが終わって「ひな祭りのすし会」
今日も、能登からいろんなお魚やアカモクなどが飛んでくる。味噌作りもラストスタート。
明日の朝は「卵かけごはん」。夜は「長屋で女史会」
明後日は「英語でそば会」