今年の味噌作りも佳境を超え、ゴールが見えてきた。
昨日もそばのお弟子様や、お茶のお弟子様が5人こられ、にぎやかな「菌活日和」。
10年近くやっているけど、今年はじめての試みがある。
ひとつは、大分の耶馬渓に移住したTくんの自然農の大豆を希望者は使っている。できあがりは年末にしか
わからないけど、大豆を煮る香りが、滋味深く、発芽という神秘世界に誘われる感じ。
ふたつめは、「黒豆茶」をつくってもらっている四国の農家さんの黒豆を採用。
これは、水につけている段階で色が黒くなり、体によさそ。湯であがったものを、麹と塩で
まぜると、小豆アイス?みたいな色になり、つまみぐいしたくなる。(実際には塩辛いけど)
煮汁がすごい。「これメニューにいれたらどうですか?」と飲む人みんなが叫ぶ、くらい美味いし、体によさそうだ。
黒豆、黒ゴマなど、は昔から、女性、とくに子宮に病気がある人にはとくにいい、らしい。
黒豆は、大豆と同様、発芽の神秘の世界にあり、この覆われている黒い皮にはすごいパワーがあるらしい。
それはブルーベリーで有名になった「アントシアニン」。
「アントシアニン」とは抗酸化物質であるポリフェノールの一種で、老化の原因とされる活性酸素を抑える抗酸化作用があり、とくに女性や子宮にやさしい。
昨年仕込んだ「黒豆でつくった味噌」を来月あける予定。どんな味になっているかとても楽しみ。
今年試したみっつめ。これは、なんで今まで捨ててたんやろ?という「大豆の煮汁」。
これを味噌作りの後に手を洗い、その手をふく前に、大豆の煮汁につける。
平成生まれの人は、5つくらい若返る気分になるし、昭和生まれの人は、「私平成に生まれた?」くらいの「つるつる肌」
がよみがえってくる。
ここんところは能登から大きな寒ブリが二尾、まぐろが一尾飛んできて、開店前に「ひとり解体ショー」をやった。
魚には、どくとくの「匂い」があるけど、まな板や包丁を「大豆の煮汁」で洗うと、ウソのように消える。
今日も5人の味噌つくり。味噌汁は「飲む点滴」