昨日は「気骨の鮨会」だった。
8kのぶりの頭をさばくのは、力もいるけど、要領もいる。
気合もいる。「鮨会なので、アラはいいか・・・」などと思っていたけど、
前日参加を決めた女子が「わたし、ブリのアラ、とくに目玉まわりが好きなんです」
といった言葉を思い出し、大きな出刃で頭を解体。それを煮付けにした。
昨日は「左党」(のんべえ)たちが、その匂いにつられ昼間からそば前をグビグビ飲まれた。
確かに、ブリのあら煮あたりを酒肴にすると、それだけで2合はいける。
「どんなに飲んでも二合半」とこころに決めていても、3合4合飲んでしまうのが、人間の性?
鮨会は、ねぎの神様Mさんが、農業試験所でつくった「名前のない酒」を持参してくれた。
実験所らしく、ラベルに「Z」?だったかMだったか忘れたけど、シールが貼られていた。
少し酸がたっていたけど、寿司にはピッタリの味で、みんなでグビグビ飲んだ。
多士済々の個性的な人たちが、ほとんど「初めまして」だったけど、楽しい会になった。
アラといっしょに炊いたネギはMさんがつくったものだ。
早春にブリがふたりも飛んできて、友達がネギと酒をしょってきてくれて、気のおけない
仲間たちが集う。
「おいしいものを食べる」よりも「おいしく食べる」のほうが、これからの時代にあっていそうだ。
「おいしく食べる」こつは、「いい友達を持つ」ことが最優先。「いい友達を持つ」こつは、
「まず自分がいい友達になる」ことだと常々思う。
これから「卵かけごはん」
八郷の「暮らしの実験室」の平飼いの卵。味噌汁の実も、同じ農場の野菜を使う。
味噌は天真庵の味噌蔵に眠っていた手前味噌。2月は毎日が、味噌つくり。
昨日も味噌をつくって3年の小学生が、おとうさんといっしょにきた。今年はおとうさんが
手を洗うことがなかった。つまり、その子が全行程を自分でやった。。
「食育」とか言葉が先行しているけど、日本人の体をつくってきた基礎のところをつくる味噌つくり。
ほとんど市販の味噌は熱を加えて、酵母を殺してしまっている。時間が経過しても色がかわらないよね。
それ「発酵食品?」となぜ疑問に思わへんのやろ・・・
今日の夜は「長屋で女史会」
明日は「英語でそば会」