昨日で「染めもん展」が無事終わり。
終わりは始まりで、また来年に向かって始まる。
河野夫妻をおくり、カウンターでワインを飲みながら反省会。
河野さんのルーツは、伊予の「河野水軍」らしい。
元寇や、屋島・壇ノ浦の戦いで源氏に従って 軍功をたてた海賊。
家紋鑑定士に家紋と名前を調べてもらって、わかったそうだ。
伊予に「伊予水軍」という魚の美味い店がある。そこには南條さんの「寒山拾得」
が飾ってある。飄々とした主人もおもしろい。
南條家は、もともと鳥取の城主。今もその地にいくと、記録が残っている。
昨年井伏鱒二の「戦国の茶会記?」そんな本を神保町で見つけ読んでみたら、
ライバルであった毛利家との茶会の話があって、とても興味深かった。
昨日紹介した白井晟一さんは、京都で生まれ、幼少期に隠元和尚のたてた「黄檗山・万福寺」
にあずけられた。その影響で禅的なもの、書道を学んだらしい。煎茶の聖地でもある。
能登で準備中の「寒山拾得美術館」の玄関に白井晟一さんの「道」を飾った。
寒山が住んだ山奥の重巖の中の家までの道は、鳥が飛んでいるくらいで、人が
往来できるような「道」ではなかった。書道・華道・合気道・・・「道」という字が
つく世界は、どの道も同じように簡単に到達できるものではない。
池袋時代、江古田にあった白井晟一さんの住居「虚白庵」にちょくちょくお邪魔させてもらった。
そこから、いろいろ不思議な縁ができ、振り返ってみると「道」らしきものが少し見える。
まだまだ「半ば」に届いていないけど、道が続いていく感じ。
明け方に茨木のり子さんの「わたしが一番きらいだったとき」の詩が夢にでてきた。
少し悲しい詩だけど、なんだかポルトガルギターのBGMででてきた。不思議。
これから「卵かけごはん」
開店前にふたりきている感じ。
明日から「能登里浜時間」
今週 26日(土曜)ギターライブ
演奏者:成川正憲(ギター)
19時開場 19時半開演