昨日はめうがやさんの足袋をはいて、かっぽれ。
かっぽれは江戸の文化のようだが、発症は大阪の住吉神社、との説がある。
末法的な世相の中で、「ええじゃないか踊り」が流行する同時代に生まれたらしい。
どん底、閉塞感がただよう今のような時代は、息苦しい感もあるけど、新しい文化や芸術が
誕生するような土壌でもある。
のとの天真庵の近くに、能登のお祭りにも、住吉神社の伝説がある。
むかし、八幡神社の御神体が増穂浦(きれいな貝がとれる浜)に流れつき、住吉神社の
女神とちぎりを結んだ。しかし荒波を恐れた八幡の神は里へいく。以来、住吉神社の女神の
もとに、男神をおみこしにのせ、わっしょいわっしょいと運ぶようになった、のだそうな。
ぼくの生まれたところは、八幡。遠賀川の河口で釣りや海水浴をした。その界隈の筑紫海賊「住吉族」
と能登の関係はきってもきれない縁。なんか素敵なロマンを秘めていそう。
故郷の文豪・松本清張の「ゼロの焦点」の舞台も能登金剛。
土曜日に亀楽のライブの時に、彼らの友人が山梨でつくっている「酢」を紹介してくれた。
昨日それをあけて、ちょいっとなめた!おもわず、「うまい」と誰もいないお店の厨房で叫ぶ。
そばのあま汁と合わせて、即席のドレッシィングをつくり、天草のスルメをあぶり、こまかく裂き、さきいかにする。
人参を適宜きざみ、ドレッショングをかけ、しばらくほっておいた。スルメもやわらかくなり、かっぽれにだしたら、
あっという間にカラになった。
まじめに農業をやり、加工し、小さいながらも6次産業をこつこつやっている人との縁が広がってきた。
明後日は「気骨の寿司をにぎる会」 新人女子も参加されるので、酢も新米のやつにしてみよう。