昨日は台風一過で東京も33度になり、前日との温度差が15度だった。
台風一過だというのに、開店そうそう台風のような混雑で、常連さんが気
を使ってくれて「あとでいい」といってくれたりして、一時間近く待ってもらったくらい、の風速だった。
写真を一生懸命やっていた時は、台風の後なんか仕事そっちのけで、車を走らせ山にいって
撮りまくっていたような時期がある。今は昔。今はその趣味はすっかり忘れたし、カメラも手放した。
いつか、池袋にカメラを買いにいこうとして、途中にあった骨董屋の前を通ったら、囲炉裏が車から
降ろされていた。主人に「これいいね」といったら、「今東北から持って帰ってきたとこで、これから掃除する」
とのこと。「掃除はぼくがするので、これちょうだい」といって、そのままカメラを買う代金をおき、主人の車を借りて自宅に
もってきた。それから「炭」が生活の中の日常に入り、秋はサンマを焼いたり、冬は煎り番茶を焙じたり、暖をとったり、酒席にしたり
大活躍している。こないだ能登の帰りに骨董屋をのぞいたら「ひさごの五徳」を見つけ、そのお気にいりの囲炉裏に入れ、そこに
南部鉄瓶を置いている。まさに冬が待ち遠しい。できたら、ほんものの北国に移住して使いたいなんてことを本気で考えている今日このごろ。
知り合いの農家さんから「ゆずができた」とのメールがきた。いよいよ今年から「ゆず胡椒」に挑戦。
「自然によりそう生活」というのは、体が元気に動く時にやっておかないと後悔する。
歳月は人を待たず、なのだ。
今日はタイムドメイン。そんな名前の理論のスピーカで、それぞれが持ち寄ったCDを聴きながら、
談論を風発させ、それぞれが持ちよった酒や酒肴で宴会をする日。15年くらい続いている。
肩肘をはらず、適当な距離を保ちながら、家族のように宅を囲んで酒を汲かわす。居酒屋とか
一般家庭にお邪魔してではできない「酒席」をそれぞれが家具の一部、酒器の一部みたいに自然にそこにあるように居る、
そんな会。なんでも「自然」にやれるようにするには10年くらいかかる。
明日明後日は「珈琲塾」&「煎茶塾」 明日の夜は「おんなかっぽれ」
明後日はひがな「満つまめの会」