ホームレスになっていたダイチャン

ときどき、ユーチューブを見る。
能登と東京を往復するようになって「タコ釣り」を始めた。
能登人たちは、伝統的な「タコすかし」という漁法でタコを獲る。
漁業権の問題もあるし、小さいころから伝統的な方法でタコをとる人たちには
かなわいなから、「ユーチューブ先生」(いわゆる独学)で、疑似餌を使ったタコの
釣り方を学んだ。一匹釣れるまで、場所選びとか、疑似餌の「ずるびき」のスピード
など、いろいろ試行錯誤したので、一年以上かかった。

一匹ゲットしてからは、「二日に一匹」のペースでタコが釣れるようになった。
「釣りキチ三平」のモデルになる日も近い?とか思っていたら、昨年はシーズンに
一匹だけの釣果。「チョウ か ハンカ」どころの確率ではなかった。
タコすかしの名人たちも「タコがおらんようになった」といった矢先に、今年の正月の
大地震。宇宙からきた生物そのもののタコは、きっと地震を予知していたのだろう。
今年は、同じ海で、キスを釣ったり、ヒラメを釣ったりすることにチェンジした。

ユーチューブでは、ときどき「ボクシング」も見る。2007年の4月押上に天真庵を
結ぶまで、池袋に住んでいた。40を超えたころ、縁あって、目白の「ヨネクラボクシングジム」に
通い始めた。不純な動機だけど・・・(池袋西武の背広売り場に「ポールスミス」の紺の背広が飾ってあった。
当時は、すこしデブで76kくらいあった。ウェストも90を超えていたと思う。
背広は、ほとんどオーダーしていた。一着30万くらいしていたと思う。でも、6万くらいの値段が
ついたポールスミスの背広がかっこいいと思った。店員さんにきくと、「ウェストが80cm以下」(正確な数値はわすれた)
しかないことを告げられ、それなりにショックを受けた。よし、やせるぞ!)

そんな不純な気持ちからヨネクラボクシングジムに入門。
若いボクサーたちと、同じメニューのトレーニングをしたら、一年で体重が63kになった。
ウェストも80以下になり、腹筋も割れた。
そのころのヨネクラボクシングジムには、保住とかクレージーキムとか、重量級の東洋チャンピオン
が活躍していた。そんな中にあって、いつも静かで、めちゃくちゃやさしい「ダイチャン」(九州男児)
がいた。ただサンドバックをたたき始めると、保住やキム以上の「音」がし、それを吊るす鉄がきしむような
バキャッみたいな音がしていた。

はじめて、日本チャンピオンに挑戦する前のスパーリングを見た元世界チャンプのSさんが、
「だいちゃんのボクシングは、前戯がなく、いきなり本番だね」と言った。それを聴いたダイチャンが、
マウスピースを店ながらハハハと大笑いした。
数日後の後楽園ホール、元世界チャンプのSの言葉さながら、1ラウンド40秒で、前戯なき本番で湯場忠志を倒し日本チャンピオンになった。二度めの新井 恵 との防衛戦も後楽園ホールで観たけど、すごい大逆転。

ユーチューブでダイチャンを久しぶりに見た。「元ボクサーが池袋でホームレス」というタイトルだった。
チャンピオンになって、何度か防衛したけど、目が悪くなって引退した。
「ウエルター級チャンピオンだった大曲輝斎(おおまがり てるよし)
その後の取材で、足立区のボクシングジムで子供たちにボクシングを教える映像があった。
ボクシングの後遺症とかアルコール依存で蝕まれた体を元にもどすのは大変だろうけど、子供たちと
せっする目に「やさしいボクサー時代」のそれが重なって見えた。がんばれダイチャン。

みんな、裸ひとつで生まれ 裸のまま土にもどる  

今日は16時まで営業。それから「UFO焙煎塾」「そば打ち教室」
明日は旗日だけど「月曜の朝は玉子かけごはん」(8-10)営業は16時まで。
火曜日からしばらく「能登休み」

ムクゲの花が咲きました。

昨日は一日雨が降ったので、夜もいくぶん涼しく、朝も爽やかな風に、
韓国で買ってきた風鈴が涼感ゆたかにチリンチリンとなっている。
毎朝、香取神社まで歩いていき、買い物にいくのがならわしになった。
途中、文中の前の公園に、大きな「むくげ」の花が咲いている。
夏の「茶花」としてかかせない花だけど、朝顔同様に水上がりが悪いので、家に飾る人は稀有かもなんばん。

「掛け花」や「垂發 (すいはつ)」に、投げ込むと蒸し暑い部屋が凛となるような存在感がある花でもある。
今週の天真庵では、到来ものの桔梗に、店の前の鉢の「矢羽根すすき」を投げ込み、夏を楽しんでいる。

韓国では「むくげ」は、国花らしい。
映画で「桜とむくげ」というのがあった。在日韓国人が、兵役を志願して愛する人を守る・・
そんな映画だったと思う。たまたま、ぼくの飲み友達が、若かりしころ韓国人の恋人がいて、
同じような内容の自分の青春談義を、錦糸町の酒場で何度も暑く語ってくれたことを懐かしく思う。

あまり日本では知られていないけど、「ムクゲの花が咲きました」という映画もあちらでは大ヒットしたみたい。
韓国が、東京や大阪や名古屋や京都か神戸に核爆弾を落とす、という内容。
反対に日本がソウルに向けて核爆弾を落とす映画を作ったら・・・滅茶苦茶な抗議がおこるだろう。
まったく、近くて遠い国だ。

今日・明日は12時から16時まで営業。
それから「UFO焙煎塾」「そば打ち教室」
月曜日は旗日だけど、「玉子かけごはん」(8-10)

UFO焙煎塾

昨日は、「UFO焙煎塾」だった。
「もうこなくていいよ」と4年以上も通っている宇宙人みたいな女子がやってくる。
くわえて、昨日は関西(今年から大阪に転勤になった梅林ガールズ)から「とつって?」参加した。
朝から30度超え。ふたりに、ウェルカムドリンクを「アイスとホットどちら?」と質問したら
、大きな声でハモルように「アイス」と返ってきた。が、無視してホット珈琲を淹れた(笑)
しかも、砂糖とフレッシュをこちらでいれて・・・

「え・・・?」という顔をするので、「昭和のころ 京都の喫茶店はイノダもからふねやも、みんなこんな感じで
珈琲を供しとったんばい」というと、「へ~」と興味津々になってくれて、3倍づつ飲んだ。
そのころは、アイスコーヒーは、9割以上がシロップ入りで飲んでいた。今は逆に9割以上がノーシュガーだ。
「健康志向」といえば、かっこいいけど、まことに不思議な現象ではある。

暑いので、焙煎はやめて(焙煎塾なのに、焙煎しない時が、ままある)、水だし珈琲の淹れ方、
などをレクチャーした。大阪の子が、美味そうな日本酒を土産にもってきて、講義の途中に
陶芸家の久保さんから「うなぎの山椒煮」が届いたので、「飲むか・・・」になって、昼酒をみんなで飲んだ。
講義一時間、飲み会2時間・・・4年通っても誰も「珈琲人」には、なれないかもなんばん。
〆の「くるみ蕎麦」を手繰り、解散。

その後、界隈を徘徊散歩。錦糸町や亀戸まで歩くには暑いので、曳舟のブックオフにいった。
黄色い表装の不思議な本と、川瀬さんのお弟子さんの「花」の本を買って、近くのカフェで、ビールを
飲みながら読む。先日読んだ「校長先生が生徒に贈った言葉」みたいな本もよかったけど、黄色本もなかなか
おもしろかった。いろいろな「こだわりごと・しばりごと」から、ほどかれるような内容。「ほどく」から、仏がうまれた!
「花」の本は、「花は野にあるように」という利休さんの声が聞こえるくらいよかった。掛け花の使い方がうまい!
来週は能登だけど、また里山の徘徊が楽しみになってきた。
東京もおもしろいし、能登はもっとおもしろい。貧乏していても、花を愛で、自然を愛する気持ちを大事にしたい。感謝。

天真庵の夏そば・・・一番人気は?

昨年は、能登の梅茶翁の梅林に、梅がならなかった。
福井の知り合いの梅や、お店で使う「霊水」(藤瀬霊水)を汲みにいくとき、
近くの直売所で買って、なんとかしのいだ。
今年も全国的に不作で、二年連続はきついな、と思っていたけど、
映画「杜人」の矢野さんや、京都から篠笛の名手がきてくれて、「風のような剪定」や「祈りの奉納」などを施してくれたことなどが
功を奏して、たわわになってくれた。まさしく「風が吹いた」。

梅仕事も、先日無事終了した。昨日は、3年ものの能登の地酒「竹葉」(ちくは)でつくった梅酒で
乾杯。梅茶翁と同じ能登町の数馬酒造の酒。今回は酒蔵が津波でやられたけど、各地の酒蔵が仕込み途中の酒を
救援してくれた話が感動を与えてくれた。違う環境の「菌」と「やさしいこころ」などがブレンドされ、また一味
違った味を醸し出してくれた。日本人が、米よりも輸入される遺伝子組み換え小麦を食べ、日本酒よりもワイン
に軍配があがるような奇妙な時代を生きている。今回の地知事選で、ユーチューブなどで、「にわか政治評論家」
みたいな輩が増えてきた。いい意味で「政治に関心をもつ」のはいいことだけど、中身が薄っぺらいものを感じる。
もっと自分の毎日の生活の中身からじっくり考察していくべきではなかろうか?
マックのハンバーガーをぱくつきながら「日本はアメリカの植民地だ」なんて叫んでるのは、愚の骨頂だ。

天真庵の一番人気のメニューは「梅おろしそば」。梅仕事をはじめて、一番先に登場した
のが「夏そばUFO」だった。冷たい汁蕎麦に梅干しを浮かべたもので、なかなか好評だった。
能登から福井にいって、「越前そば」を食べあるき、あのぶっかけ蕎麦の簡素な味に感動して、
「梅おろしそば」をメニューに加えたら、あっという間に一番人気のそばになった。
昨年は「所さん」の番組で「花巻」が紹介されて、寒い間は圧倒的に「花巻」がでたけど・・・

ここ数日は、東京も40度に迫る暑さ。珈琲も9割がた「アイスコーヒー」。
焙煎器UFOで、シティーロースト(中煎り)のホボブラジルを、5分ほどローストすると、
深煎り(世間でイタリアンローストとかフレンチローストとかいっているやつ)の豆ができる。
それを、水出し珈琲(ちゃんと、一滴一滴落としてあげる。水につけこむのは邪道)にしてあげると、
筆舌超絶アイスコーヒー「ほぼぶらじる」ができる。
店には「水出し珈琲の器具」が4台あるけど、昨日はフル稼働だった。
そろそろ、ニューヨークあたりに「とつる*」か?

*インターネットスラングで「電凸する」の略。梅仕事にきた押上小学校のTくんに教えてもらった「新しい日本語」
友達の家に、「アポなし」(普段はラインなどで通知)でいくのが「今日は太郎くんちに、とつる」・・・みたいな感じ。

月曜の朝は玉子かけごはん!

昨日までのヒートアップした選挙の余韻か?
東京は朝から30度を超えた。再選するとは思わなかったけど、
何か新しい時代の萌芽を感じる選挙選ではあった・・・

いきなり広島からやってきた無所属の石丸さんが、蓮舫さんをぬいて2位
というのが、これからの「選挙」を変えてくれるかもなんばん、という「夢」を与えてくれた。

ぼくの、タコ釣りの師匠は「ユーチューブ先生」。タコヤンという疑似餌を使った
釣りを教えてもらい、能登で100匹以上のタコを釣った。
今回の石丸さんも、ユーチューブを使った戦いが上手だったような気がする。
これまで、「タコ釣り」「ボクシング」を見る機会が多かったので、ユーチューブを
開くと、いつも「釣り」とか「古いボクシングの世界戦」あたりに案内が画面にでる。
今回は「うつみん」とか「石丸さん」の演説などをなんどか見たので、「釣り」「ボクシング」
より「選挙の話」が多く表示されるようになった。「タイムライン機能」というやつだ。
AIが進化すると、ますますこの機能が発達し、個人の情報などが管理されやすくなる危うさも感じた。

まだまだテレビや大手の新聞社を信じている古典派がいっぱいいるけど、若者たちは、
圧倒的にユーチューブを見ていろいろな判断をする。両刃の剣ではあるけど、
これからの選挙は、新しいメディアを上手に活用する必要がある。これからの選挙は、そのあたりが焦点になる。
もちろん、長い一党支配で腐敗した自民党に光があたることはないと思うけど・・

これから「玉子かけごはん」
お客さまがきたので、ここで失礼。感謝。

東京と日本の未来がかかっている!投票に行きましょう!

昨日も「梅仕事」におわれた。
梅の「花言葉」は、「生みなさい、新しいことに挑戦しなさい。倦(う)むこと(あきることなく、こちこつ続けなさい)」
というようなこと。春になって海藻たちの光合成が活発になり、海はビタミンミネラルがいっぱいになり、梅がたわわになるころ
ふたつは、運命の出会いをする。「旬」というのを、古代からこの島の先住民たちは、大事にしてきたけど、暑い夏に、梅シロップや
梅干し、梅味噌・・・などを体にとると、毛細血管の中からも「うまい」という声がしてくる。

沖縄に移住した「梅林ガールズ」のUさんから、「先日梅が届いたので、これから梅干しをつくります」とメールがきた。
今年は、梅のロスを考えて、「丸なげ」(筆子さんが、梅干しなどをつくって、できあがったら渡す)を中心にした。
能登で梅をつみ、それをその日に車で運んでも、車の中で成熟したり、腐ったりしていくからだ。
コンビニなどのおにぎりやパンみたいに、何か月も腐らないような食べ物を日常にしていると、「え?」
と思うだろうが、梅などは、刻一刻と色がかわったり、変化していく。しかも年年歳歳、ヒートアイランド現象が強くなり、
梅が悲鳴を上げ始めた。

最近また不思議な法律ができて、「防腐剤を使用しない漬物は、市販してはならない」、になった。中身の野菜も
「勝手に種を採取してはならない」になっている。まったく、売国奴が、水や自然はおろか、食べ物の「種」まで
及んでいるのが、「今の日本」。そのうち、「空気」まで販売されるようになるかもなんばん。
糠につけるだけ、塩でもむだけ、梅酢に漬けるだけ、でできる漬物が、スーパーにならぶと、「いろんな薬漬け物」の
表示のシールがはられ、それを見て、「うまそう」と思う人は、大丈夫なのかいな?ぼくらも、知らぬ間に薬漬けになって、
今では、「鳥葬」(死んで残った体を鳥たちに食べていただく)という儀式をやる国で、「鳥が薬臭い人間の肉を食べなくなった」
らしい。

コンクリートのジャングルに成り果て、オリンピック村の跡地や奇跡的に残っている神宮の森さへも、ビルやマンションにして
お金儲けしようという魂胆の人が跋扈している「東京」に、「人」が住み続けられるのは、あとどのくらいなんだろう?

今日は都知事選の投票日。朝7時から投票が始まった。期日前投票も前の20%アップくらいで、盛り上がっているらしい。
「ひとりの力」では、何もかわらないように思うけど、大河も一滴から始まり、その一滴が岩に穴をあけるくらいの力を持つ。
「暑いので、投票なんてめんどくさい・・・ボリボリ」と思っているノンポリ人も多いと思うけど、このままだと、もっと暑い東京になっていき、東京人がみな家畜みたいになっていくばい。知行合一、まず一歩踏み出そう!

今日は12時から16時まで営業。それから「梅仕事」「UFO焙煎塾」「そば打ち教室」
明日の朝(8-10)は「玉子かけごはん」
能登の珪藻土の竈に炭をおこし、藤瀬の霊水でごはんを炊く。筆舌を超越した「ごはん」。感謝。

海の味にも、春夏秋冬がある!

梅仕事が始まった。
とにかく、生ものなのでこの何日かは、「うめさま」扱い。
能登から東京への道すがら、タキオン(マイナスイオンをつくる機械)
は、荷台に積んだ「うめさま」に向けている。途中、♨に入ったりする時も、
駐車場に入れると日光で梅が成熟しすぎるので、お風呂屋のフロントで話をつけ、
駐車場でない日陰に停めさせてもらっている。その時も、蓄電池で「タキオン」
をまわしたまま。

*タキオンを医療室にもおいて、その効能を本に書いた「うつみん」こと内海聡(うつみさとる)さん
が、明日投票の都知事選にでておられる。ぼくは石川県人なので、投票できないけど、この人は、
えらいお医者さんだと思う。

昨日は、梅の引き渡し日。「梅仕事名人」たちが、暑い中やってきてくれた。
朝夕2件だけ、「子供の食育のため」ということで、「子供の梅仕事教室」をやった。
みんな、2月は味噌つくりにきた。「味噌と梅干しがつくれて、挨拶ができれば、そのまんま小学校を中退しても、
普通のおとなよりえらい」と思う。近くの教育機関の先生も見学にこられた。
一番若い、押上小学校3年生のSちゃんが、塩をなめて「2月の味噌の時と味が違ってますますおいしい」といった。
グルメを自慢しながら、食べログの点数や見知らぬ国の評価で云々せんずりをかいている「アホな輩」とは、似て非なる純粋な「舌」
をもっている。

春のワカメの新芽をとって乾燥したものを、いつも天真庵で販売している。「花巻」に使う岩ノリも
春のまだ寒いころ、おばあちゃんたちが、岩にべったと座り込み採取したものだ。
その海藻たちが活発に成長する時、光合成などの作用で海には、ミネラルやビタミンが豊富になる。
生まれたばかりの魚たちは、そんな海藻のまわりにいっぱいになったプランクトンを食べて、大きくなる。
だんぜん、春につくる塩がうまい。その塩と梅が、運命の出会いをする。七夕みたいに神秘的だ。
無論、海に流れつく里山を源流とする水も、自然が豊かだかこそ、おいしい海の水になり、魚をおいしくする。
そんな海の中で、私たちの「命」は育まれてきた。

そんな話をSにしたら、「そうよね」とあっさり返事が返ってきた。釈迦に説法、みたいなものかもなんばん!

今日明日は12時から16時まで。
それから「梅仕事」「UFO焙煎塾」「そば打ち教室」

「能登ひらめ」が釣れた!

今朝もどんより曇っている。
昨日は焙煎をし、辛み大根を秋に植える畑の雑草取り。
6年前に東京からもってきた椿の木も大きく成長してきた。
椿の花が咲いたら、震災の後、床の間の床柱に飾っていた久保さんの「掛け花」(壁につるす花器)
を、玄関の壁に移したので、そこに生けようと思っている。

*今回の震災で雨漏りをして、土壁に染みがついた。見ようによっては、茶室の壁みたいに
「わびさび感」がでたので、そこに掛け花を避難。今は庭に咲いた桔梗の花を投げ入れてある。
昨日は、焙煎したての珈琲を、飲みながら、花を愛でた。「珈琲道」かもなんばん。
さっそく、久保さんに電話して「珈琲のホウヒンを作ってください!」とお願いした。
これで、UFO焙煎機、ホウヒン、珈琲茶わん、輪島塗の茶托、ドリッパー・・・
茶道具みたいな珈琲道具が、久保さんの作品で揃う。般若くんの茶櫃(ちゃびつ)に
いれたら「珈琲櫃」になる。

今朝は、「ちょいなげ」をしに海岸まで散歩。
昨年までは、タコ釣り専門だったけど、タコが避難所くらしをしているみたいで、「キス釣り」
に切り替えた。「あおむし」(ゴカイ)をつけて投げると、ウソみたいにいっぱい釣れる。
ゴカイはワンコインでいっぱい買える。ケチってるわけではないけど、「いつでも、どこでも、釣れる」に
したいので、タコと同様に「疑似餌」をつけて釣っている(計算すると、疑似餌のほうが高い・笑)
キスの仕掛けは針を3本くらいつけるのが普通。餌を3こつけるのが面倒なのと、よくもつれる。
「目があがった?」ので、もつれた糸をもとにもどす手間が億劫なので、「せいご10号」(万能の釣り針?)
をひとつつけて、ちょい投げしてキスをつっている。アタリがきても、無為自然のまんま(と、いいながら、それを
ひらめが喰いついてくれないかな~、なんて欲が根源にある)。

コツンと小さなあたりがきた。しばらく待ってひきあげたら、小さな「ひらめ」だった。
親ひらめがそれを喰うわけがない。「大きくなってかえってきてね」とリリースした。
慈悲深い話に聞こえるが、「大きいのを、刺身にして食べたい」、との欲が奥底にある。

椿ははやく成長してほしいけど、まわりの雑草ははやく刈りたい。
野菜や果物みたいな成果物は、大切に育てるけど、名もなく人間が勝手に
「雑草」と名付けた植物たちは、鎌で刈ったり、危うい薬で排除したりするのが人間。
ぼくたちも、小さなころから、塾だソロバンだ・・・で競争世界でもまれ、いい大学、いい会社
に・・・と、ちょうはん賭博みたいなところで生き暮らしてきた。
あげくのはてが、「ぬれ落ち葉」とか言われるようじゃ、雑草のことを笑ってる場合じゃない。

人間らしく、自分らしく生きていく・・・・掛け声だけで到達できる次元ではない。
でも、「一歩」自分から行動しないと、あっという間に人生が終わってしまう。「知行合一」!
新宿のGという日本酒バーで、ときどき同じカウンターで飲んだ林田明大さんの「真説『陽明学』入門」(三五館)
を読み直しながら、そんなことを思った。林田さんは、天真庵で25年続いた「順受の会」という東洋思想の勉強会
の幹事を務められた清水さんの旧友でもある。ふたりとも長崎のうまれ。またみんなで飲みたいものだ。感謝。

ナウシカみたいな人が、能登にきた?

昨日は、能登町の梅茶翁に「梅」をとりにいく。
京都からM女が篠笛を梅林で吹いてくれるライブもあり、サプライズな梅の香りがした。
昨年は、梅が地震を予知?まったくとれなかった。今年も全国的に不作で、あまり期待をしていなかった。
でも結果的には、いい感じの収穫祭ができた。お昼を食べていたら、グラリと震度3がきたけど。
今朝は早朝から筆子さんが、梅仕事をしている。
梅林にいく途中に、ミツバチの巣箱があった。いつもより日本ミツバチたちが、陽気に踊って
いるようだった。巣のまわりに、土に浅い道筋が施されていて、風や水、まさに風水をわかる「あの人」
がきたな、の実感があった。

「杜人(もりびと)」という自主映画を一昨年、吉祥寺の映画館で観た。
「環境再生医 矢野智徳の挑戦 」というタイトル。矢野さんのプロフィールを読むと、
「1956年 北九州生まれ」とあった。同郷で同じ年に産声をあげた。
縁があってこの春、前田せつ子監督と、矢野さんが、梅茶翁にきて、梅の杜の「気」をととのえて
くれた。矢野さん、今年は何度か梅茶翁にくる予定だ。
各地で、気骨のある人たちが「杜人」の自主映画会を開催している。杜も土もない都会で
暮らしていると、まったく関心外の話だと思うけど、ぼくたちが生きている「地球」が余命いくばくもない
病気であることを、知る必要があるし、他人ごとではないと思う。

いつも梅を収穫したら、そのまま東京に向かう(2月の味噌つくりと違って、梅は「生もの」なので)
がならわしだったけど、今年は「まる投げ」を主流にして、「梅干しつくり」などのワークショップは
基本やらないことにした。降ったりやんだりの雨もうようだったので、梅を車に積んで、
和倉温泉の「総湯」にいって、汗を流した。
いつもより空いていたので、♨の温度を測りにきたおばちゃんに「今日はすいとーね」
と聞くと「さっきまで、岸田さんがきとったバイ」とのこと。
「風呂入っていったのですか?」・・・「まさか」と笑っていた。
人気も落ち目の三度笠で、選挙も近いので、「ばらまき」にきたのだろうが、せっかく和倉まで
きたら、総湯に入ってくれれば、背中くらい流してあげるのに・・

家についたら、「希望」(徳間書店 内海聡・うつみさとる)という本がポストに入っていた。
今は都知事選の最中で、各地で街頭演説している「うつみん」の最新本。
・・・消滅する日本で君はどう生きるか・・・・
という帯に「この国はおかしい」と思う2%のあなたが目覚めれば、社会は変わる!
「日本の水、土地、森林が買われていく」「支配者による隠ぺいの日本史」
「日本がコロナワクチンの一大産地になる」(秋から予定されている『レプリコンワクチン』のことがわかりやすく解説)
・・・
これも都民だけの問題ではない。すこし前にでた「2025年日本はなくなる」(廣済堂出版)といっしょに
読むと、大海を漂流する船に羅針盤を得たような気分になるのではなかろうか。

一昨年に漬けた梅干しを、煎り番茶にいれて飲みながら、ワクチンより「うめ~」と叫びながら、今日のブログを書いている。
「!」ときた人は、
「レプリコンワクチン」「パンデミック条約 反対デモ」
を検索してみて。報道されないこと、知らないことが多すぎるね。
もっとも、ぼくは東京都民ではなく、石川県人になって、半分近くを能登で暮らしている。
でも能登に暮らすようになって、「東京」のことがよく見えるようになったし、危うさを感じる日々。

追伸

先日、銀座の「隕石カフェ」の美人店長からメール。
「昨日、ひょっこりノリピーが珈琲を飲みにきて、『すごく香りがいいですね』と、
「ほぼブラジル」をおいしそうに飲んでいかれました」とのこと。
こんな話も東京より能登で聞いたほうがうれしいのは、「田舎もん」になりつつあるのかもなんばん。
でも、やっぱり「田舎暮らしは、ゆたかさがいっぱい」 感謝。

輪島にいく・・・またここから新しい未来が始まる!

今日は「土曜日」。この集落は「働きかた改革(生き方改革?)」で、土曜日は
一日「海にでない。船も、網も、もぐりも、釣りもしない日」だ。
そんなこともあって、隣のおばあちゃんが、昨日、カンパチ一尾、さざえを30匹
くらいくれた。だから夕べは、カンパチの刺身と、さざえの刺身で能登の地酒「遊穂」を一献。

今朝は、輪島のカフェから珈琲豆の注文がきたので、旧輪島駅前にある「翁」という喫茶店で
モーニング(ソーセージエッグ、スクランブルエッグ、バタートースト、珈琲で680円)を食べる。
罹災して家や店舗を失ったおばあちゃん(大きな声で、相談しあっていたので、すぐわかる)が、
3人で「コーヒーゼリー」を食べていた。やっぱりこんな「居場所」が大事だと痛感。

そのまま朝市通りの駐車場に車をとめて、被害の激しかった「朝市通り」を歩く。
知り合いの輪島塗の工房、居酒屋、などの焼け跡を見て、改めて茫然自失。6月からは解体工事が
始まった感はあるが、いろいろな問題が山積している。
天真庵の漆の器を造ってくれた工房も、門柱にYという屋号を残しただけで、廃墟になっていた。
安否はテレビのニュースで確認したけど、彼だけでなく、輪島塗の前途もきびしいものがある。
でも、焼けてしまい、まるで79年前の東京大空襲を間の当たりにしたような現場に立っていると、
「ここから、新しい未来が始まる」という声なき声が聞こえてきた。

営業を再開したカフェに「ほぼブラジル」を届け、「酒ブティックおくだ」で一升酒を6本東京に
おくってもらう。お店の玄関わきに、「#能登の酒を止めるな!」とメッセージが書いたビニール袋に、
「能登の地酒の四合瓶二本入り」が並べていた。「谷泉」の二本入りを買ってきた。
能登町にある鶴野酒造店は、大きな被害を受け、長崎の平戸の福田酒造が醸造を手伝ってくれた。
もともと「福田」は、九州でも品のある日本酒をつくる酒蔵として、知る人ぞ知る名酒であるとばい。

今宵は、Yで作ってもらった「輪島塗の盃台」に、久保さんが珠洲の珪藻土でつくってくれた「黄瀬戸の盃」を
おき、「谷泉#福海」がコラボした奇跡の日本酒をなみなみ注いで飲みたいと思う。
酒が飲みたくなるような、ほとばしるようなワクワクが、これから先もいっぱいありますように・・・

ラベルの文を、紹介・・・

店舗・酒蔵のすべてが全壊になり、酒造りができない、と絶望している中、この共同醸造のお話をいただきました。
お酒造りを続けれれること、誠に感慨深いです。この度は、温かいご支援をいただいた福田酒造様、応援していただいている皆様に
こころより感謝もうしあげます。私たちが能登のお酒を造り続けることで、能登の未来につながる復興ができると信じております。
福田酒造様と鶴野酒造店の化学反応をお楽しみくださいませ!
鶴野酒造 鶴野晋太郎

ラベルの最後に
*飲酒は20歳になってから。

とあるが、九州では、普通15歳くらいから解禁になる。
こんなすばらしい酒なら、12歳くらいでも、飲んでも「よか」と思う。感謝、しかない!