詩国からキャベツが飛んできた。

「月曜の朝は玉子かけごはん」今日、これから、玉子かけごはん。

先日、四国でもち麦や、黒豆をつくっている農家さんが、家族で蕎麦を手繰りにこられた。
前日、奥様から電話があり「わたしたちより一足先にキャベツが届きます」とのこと(ほんとうに前日届く)
お店を始める前に、福島を旅したことがある。大木大吉さんの酒蔵で、そば会をやり、その縁で「チーズケーキ」の原点
みたいなレシピを教えてもらったり、大橋雄二という天才のようなパン屋さんがつくる「もち麦パン」を仕入れるようになった。その
ルーツをたどると、四国の愛媛にある農家さんに辿りつき、長い付き合いになった。(大橋雄二さんは、ぼくと同じ年だったけど、60で召された)

愛媛の農場にいくと、「愛穀」と揮毫した看板がお迎えしてくれる。
生前よく農場に遊びにこられていた「坂村真民」さんが描いたものだ。
坂村真民さんは、熊本の玉名で生まれ、四国で「詩国」という雑誌に生涯詩をのせて生活された。
今は、「坂村真民記念館」があり、同志たちが寄付した看板が表にあり、その農家さんの名前も
刻んである。日めくりカレンダーが、なかなかいい。一日は「念ずれば 花開く」だ。

今日の「真民さん」の言葉

「今」

大切なのは
かつでもなく
これからでもでもない
一呼吸
一呼吸の
「今」である