日曜日の夕方。辛うじて余ったそばを、鴨なんばんにして食べ、出発。
先月よりもだいぶ涼しくなったので、あたたかい珈琲をポットにいれ、
水筒には、水素茶をいれて出発。日本は四季がなくなり、いまや亜熱帯?と思ったり・・
ふたつのクーラーに、食べ物、飲み物をもっていく。
食べ物は、そばかす(そばを打つ時にできる・かす・・・朝ごはんにガレットにしたり、ピザのきじにする)、
お土産のそば、調味料(ピザに使う糸とおがらしのタバスコ・・・これを使うと、冷凍のピザも、ミシュランクラスに大変身・
生ソース・・・トキワソースの生ソース・・・これを使うと田舎の新鮮な野菜が、ミシュランって何?くらい美味くなる。カレーに
入れると、「毎日カレーでいい」になる、柚子胡椒・・・これは万能の調味料・・・今月仕込みが終わったので、柚子のしぼり果汁・・・
これは、焼酎に入れると際限なく飲めるし、鍋の季節にはかかせない)などをいれ、野良ネコちゃん用の牛乳4本・・・など。
佐久平のパーキングで車中泊。先月は30度くらいあったけど、昨夜は18度だった。ひさしぶりに寝袋を使う。
四国のメーカのもので、5年くらい使っているけど、これは「車中泊」のみならず、これから来るであろう、いろいろな災害
の時に命をまもってくれるもの。避難所くらしになってもOK牧場だ。8万円(ダブル)くらいするけど、命の値段だと思うと、高い安いの
問題ではない。近所のますみちゃん(そばのお弟子様)が、「長野にいってきたので真澄を買ってきた」といって、
真澄の「白いTシャツみたいに、これからの標準の酒をめざしています」みたいなメッセージを書いたラベルの酒をくれたので
車の中で少し飲んだ。それにしても、お弟子さまは、若くて美人が多い(笑)
寝袋に入り、酒を飲むのは、こたつの中で熱燗の至福晩酌。秋の虫の音を聴きながら、のどが虫にはもるように鳴る。
朝おきて、妙高高原の先のパーキング(新井・・・ここは、高速の外の「道の駅 あらい」にいける)
すきやで朝飯。たまごかけごはん・さばの塩焼き・味噌汁・のり・小鉢がついて490円。(個人店ではできない価格)
トラックの運ちゃんたちにも大人気でいつも混雑している。都会では食べることないけど、毎月一回、ここで食べる。
その後高速をおりて(6900円・・・深夜割で3割安い・・・民主党が政権をとって、高速道路をタダにしたら、
もっと田舎と都会の二股暮らしが増えると思う。復興の支援にもなる)、和倉温泉に・・・
加賀屋や温泉宿は、ほとんどやっていない。元湯のような「総湯」は春くらいから復活。ここもワンコイン以下(確か490円)
で、源泉かけながしのお湯に入り、MGMのクラシック音楽を聴く。20日間の都会暮らしのストレスや、垢や疲れを洗い流し、
「橋本食堂」で、てんぷら定食1300円。てるみちゃんの揚げる天ぷらは、天〇、〇天・・・などよりも美味く、天下一品だと思う。
「畑が土砂崩れらしいね。ひさしぶりにオマケ」といって、ビール二本分をまけてくれた。3月にきた時も「応援」
といって、酒代をまけてくれた。豪快かつ繊細な女将さんだ。「能登はやさしや 土や女将さんまでも」
家に帰って、さっそく二階にあがってみた。記録的な大雨で、ブルーシートで補修しただけの屋根が
大丈夫か否かが、とても心配だった。先月、ボランティアでやってきて、天井の掃除から荷物の整理を
手伝ってくれた梅林ガールズさんふたりが、ピカピカにしてくれた二階が、そのままピカピカだった。雨漏りは一滴もない。
その二階の窓から横の畑を見ると、土砂崩れしていた。間一髪だ。神棚のお神酒を、残った「真澄」をいれ、お流れを晩酌にした。
昨日の能登は日がな一日雨。今朝も雨が降っている。また輪島までの県道も不通になっているらしい。
雨があがったら、珠洲へいこうと思う。せっかく復活した大谷塩。今回の雨で、事務所や塩田に土砂が流れ
こんで、塩作りがまた中断されたみたい。なんと声かけていいかわからないけど、とにかく
現場にいってみようと思う。「居ても立っても居られない」気分を、読書や音楽や酒で抑えながら、ほとばしる感情
と葛藤する日々。感謝。