月曜の朝は、玉子かけごはん!

台風は消滅したらしいが、今日も急に雨が降ったりする、というニュース。
昨日は、お店の片づけが終わり、近くの「オリンピック」に買い物にいった帰りに
急に雨がふってきた。しばらく、団地の駐輪所で雨宿りをしていたが降りやまず、
リュックの中に入れてある折りたたみの傘をだした。
そもそも傘をさすのがきらいで、少しの雨なら、陽水の「傘がない」を口ずさみ
ながらずぶ濡れであるくのだが、♪問題は、台風の雨・・小さな傘しかない、そんな状況だ。

今朝は、「そば打ち」をやりながら、珪藻土の竈(かまど)で、ごはんを炊いた。「おこげ」の香りがいい。
残った炭火は、同じく「丸和工業」(能登・珠洲)の七輪に移して、その上に
「がらがら焙煎機」をのせ、炭火焙煎。
シティーローストに焼きあがった「ホボブラジル」を、50gほど「UFO焙煎器」にいれて、
5分くらいローストすると、フレンチロースト、まさに往年のプロレスラー・「ボボブラジル」
のテカテカと黒光りした顔のような豆が焼きあがる。それをサイフォン用くらいに細かく挽き、
「水だし珈琲」をしかける。
「炭火でごはん」以外は、ほぼ毎日の日常だけど、この仕事は誰にも渡したくないくらい、短調な中に
深い冒険みたいな闇があって、ウキウキワクワクする工程だ。

珈琲を飲む前の「ワクワク」と、飲んだ後の「ほっこり」・・・言葉にすると、それだけ、だけど、
100人いると、100通りの「ワクワク」や「ほっこり」があるはずだ。そのあたりが、
琥珀色の悪魔のなかなかつかみどころのない天真であり、即妙な刹那を感じる「いまここ」でもある。

今日の夕方は、近所の元気印の女子たちが、「そばやで昼酒」の会をやってくれる。
焙煎後の炭火を、真鍮の囲炉裏の中の灰に埋めた。夕方までは持たないけど、途中で新しい炭を加えると、
炭が生き返る。それを、小さな七輪に入れて、「うるめ」でも焼こうかしらん・・
♪お酒はぬるめの燗がいい つまみは、あぶったうるめがあればいい
天国に移住された八代亜紀さんの歌が聞こえてきそうだ!

朝は玉子かけごはん、夕方は、そば前とちょっとした酒肴 〆にそば&珈琲

どれもみな「簡素」だけど、ホンモノはみな簡素の中にこそある。感謝。