天気がいいと、麦わら帽子をかぶり、近くの海まで釣りにいく。
今日も、錦糸町の釣具屋で買った「ちょい投げ」の仕掛けで、キスと、
それを狙いにくるヒラメを釣りに、かもめや浜ヒヨドリなどと会話しながら砂浜を歩く。
今日は日曜日なので、金沢ナンバーのワンボックスカーが一台岸壁にとまっていた。
海に一台のボート。カヌーのような手漕ぎのかい?で、優雅に海の上を
走っている。しばらくしたら、釣っているところから5mくらい左の砂浜に上陸。
「おはようございます」と挨拶した声が女子だったので、びっくりした。
世の中、男女同権というか、男とか女とか区別するな、の方向に舵取りされているけど、
まさか、「おひとりさま海遊び」(そんな言葉があるかどうか知らんばってん)が
もしやこの夏の流行か?とか思ったりした。
街で女子をナンパすることを「おか釣り」という。海岸でナンパするのは「何釣り?」
などと、へんなことを思う「ちょい悪じいさん」がちょい投げでキス釣りか・・これまた一楽だ!
先々週書いた「ひらめが釣れた」というブログを見た大阪のこいさんが、
「秋にひらめを釣りにいきたい」とメールをよこした。こいさんは、一昨年「タコ釣り」の弟子入り
して、一匹釣る瞬間までいった。逃がした魚(タコ)は大きかった、の悔恨よろしく、
「釣りキチこいさん」になったらしく、タコの恨みをヒラメではらす(これも一種のハラスメント?)
つもりらしい。これまた一楽。秋も楽しみだ。
帰りに神社の脇を通って歩いていると、家が全壊になって、公費解体待ちで家の片づけを
している知人にあった。正月の地震の時は、畑にいたけど、足っていられなかった、という。
この通りは、全壊の家が多く、みな避難所暮らしをされている。
「能登の銀座通りが、わやくちゃや(能登弁 めちゃくちゃ、という意味」と笑った。その笑いに、能登人の「力」を感じた。
みんな「ゆるゆる」と、歩きはじめた。感謝。