梅仕事が始まった。
とにかく、生ものなのでこの何日かは、「うめさま」扱い。
能登から東京への道すがら、タキオン(マイナスイオンをつくる機械)
は、荷台に積んだ「うめさま」に向けている。途中、♨に入ったりする時も、
駐車場に入れると日光で梅が成熟しすぎるので、お風呂屋のフロントで話をつけ、
駐車場でない日陰に停めさせてもらっている。その時も、蓄電池で「タキオン」
をまわしたまま。
*タキオンを医療室にもおいて、その効能を本に書いた「うつみん」こと内海聡(うつみさとる)さん
が、明日投票の都知事選にでておられる。ぼくは石川県人なので、投票できないけど、この人は、
えらいお医者さんだと思う。
昨日は、梅の引き渡し日。「梅仕事名人」たちが、暑い中やってきてくれた。
朝夕2件だけ、「子供の食育のため」ということで、「子供の梅仕事教室」をやった。
みんな、2月は味噌つくりにきた。「味噌と梅干しがつくれて、挨拶ができれば、そのまんま小学校を中退しても、
普通のおとなよりえらい」と思う。近くの教育機関の先生も見学にこられた。
一番若い、押上小学校3年生のSちゃんが、塩をなめて「2月の味噌の時と味が違ってますますおいしい」といった。
グルメを自慢しながら、食べログの点数や見知らぬ国の評価で云々せんずりをかいている「アホな輩」とは、似て非なる純粋な「舌」
をもっている。
春のワカメの新芽をとって乾燥したものを、いつも天真庵で販売している。「花巻」に使う岩ノリも
春のまだ寒いころ、おばあちゃんたちが、岩にべったと座り込み採取したものだ。
その海藻たちが活発に成長する時、光合成などの作用で海には、ミネラルやビタミンが豊富になる。
生まれたばかりの魚たちは、そんな海藻のまわりにいっぱいになったプランクトンを食べて、大きくなる。
だんぜん、春につくる塩がうまい。その塩と梅が、運命の出会いをする。七夕みたいに神秘的だ。
無論、海に流れつく里山を源流とする水も、自然が豊かだかこそ、おいしい海の水になり、魚をおいしくする。
そんな海の中で、私たちの「命」は育まれてきた。
そんな話をSにしたら、「そうよね」とあっさり返事が返ってきた。釈迦に説法、みたいなものかもなんばん!
今日明日は12時から16時まで。
それから「梅仕事」「UFO焙煎塾」「そば打ち教室」