全国的に梅は不作だけど、今日の仕事が終わってから能登へ梅仕事へいく。
「いい塩梅」に、自然の営みがさらさらと流れ、この星の「持続可能」が永劫に、と願う気持ちに相反して
、戦争や紛争や自然破壊が繰り返され、「ひょっとして、地球はあと10年もつのかしらん?」
と思うことしきりの今日このごろ。
東京都知事選は、「緑のたぬき」が安泰のようにマスコミが報道する。新しい風が吹けばいいのに・・・
と思いながら、都知事選に挑戦した「うつみん」が推奨する「還元くん」でつくった水素茶をゴクリと飲む。
うつみん、こと「内海聡(うつみさとる)」の声を、ユーチューブで検索して聞いてみると、「魑魅魍魎だらけで、見えない闇の
東京(日本)の今」がよくわかる。
先週、はす向かいのアコレで、梅酒をつくるために、焼酎の一升入りの紙パックを6本を買い、自転車の籠にいれた
おばあちゃんがバランスを壊して、転倒した。筆子さんが顛末を見ていたので、日傘と冷たい水をいれたコップを
もっていき、自分のスマホで自宅で留守中のおじいちゃんを呼び、救急車を呼んだ。
先日、おじいちゃんと、娘さんふたりがこられ「おかげで無事〇〇病院に入院して安心しました」と、
お菓子をもって挨拶にこられた。「ひさしぶりに、下町人情の幸せ家族を見たような気分だ」と思い、お菓子をパクリ
と口にいれ、能登の数馬酒造の「竹葉」(ちくは)を飲んだ。
17年前に、池袋から墨田にきて、天真庵を結んだ時、木造の長屋がいっぱい残っていて、
醤油や味噌を貸し借りするような日常が茶飯だったのに驚いた。最近は不動産バブルで、長屋が取り壊され、マンションや
建売住宅が雨後の筍状態の街に変貌してきた。小さな家で、寄り添うように生き暮らした家族が、相続や土地の売買で
骨肉の争いをするのが、日常茶飯になってきた。政治家だけでなく「今だけ、金だけ、自分だけ」をマニフェストか?。
今朝の新聞に「能登の酒蔵を、東北の酒蔵が救った」話が写真入りで大きくでていた。
能登町で酒蔵が津波で被災した数馬酒造に、東北の酒蔵さんがタンクをのせたトラックでかけつけ、仕込み中の酒を
東北で育てた話だ。5年ほど前に、珠洲で「小さなお茶会」があった。その会で、数馬酒造の若女将と席を同じにする縁に
恵まれ、天真庵でも「竹葉」をおくようになった。
酒のお店も、竹の葉の「笹」を冠する名店が多かった。池袋には「笹周」という囲炉裏で魚を焼き、酒を飲ませて
くれるお店があった。所説さるが、酒飲みが「ささ(笹)、ま、一杯」とかいいながら、徳利で酒を注ぐ所作からきた、
というのが有力説?
座敷遊びで「トラ、トラ、オオトラ」とかいいながら、歌い踊ることも「虎の絵のバックには、竹の葉が描かれている」
からの所以らしい。
お米よりも、小麦(しかも遺伝子組み換えの輸入もん)の摂取が多い日本。
日本酒よりもワインを好む「在日日本人」が増えた。ワインだと「ささ・・」という情緒が入る隙間がない。