この海も隆起して砂浜に!

北陸も梅雨入りした。明後日から能登にもどり「梅仕事」をするので、梅雨の露はとても大事だけど、
能登半島の地盤が地震でゆるくなっているのと、ほとんどの家屋が、罹災して屋根もブルーシート
のまま、という状態なので、大雨は心配だ。我が家の屋根もブルーシートで、雨露を凌いでいるばってん、
いつまで?と心配するときりがない。

今日は、12時から16時まで営業。それから「UFO焙煎塾」「そば打ち教室」二階では「ゆるゆるヨガ」
明日の朝は「玉子かけごはん」

ゆるゆるヨガのかすみ先生は、ぼくのそばのお弟子さま。ベトナムや長崎のそば会にもスケットにきてくれた。
天真庵のHPに「寒山拾得美術館」という部屋がある。金沢のテレビ局の取材の動画の下に、
「平成30年10月16日」、つまり能登で美術館を始めた日の「海の写真」が掲載されている。かすみちゃんが撮影!
虹が海からでているような不思議なオーラの写真。さすがヨガの先生の感性。
2007年の能登地震の時に、震源地になった海でもあるが、今回も志賀町は震度7を記録し、
この海も4mくらい隆起した。テトラポットの陸側は、海ではなく砂浜になった。タコやイカが遊んでいた海が
テトラポットの向こう側に移動したことになる。テトラのところにいた黒鯛たちは、どこで生活しているのだろう?

一向に能登の復興がすすんでいないようにも思える。雨が家まで降りこんで、畳をほとんど廃棄した我が家の
診断(役所の人が外から見て判断する)は「一部損壊」。つまり、「自費で修理してください」とのこと。
うちの集落は、地盤が固いのか、全壊は少なく、「一部損壊」がほとんどだった。でも家の中の土壁が壊れたり、
サッシがはずれたり、あかなくなった家も多い。役所に不服を申したてると、「半壊」とかに診断が変わることもあるらしい。
半壊と診断されても、修理にかかる費用の補助は微々たるものだ。確か「全壊」になって支給される費用が600万。
「小屋」をたてるのが精いっぱい。地震保険なんて、「地震があったら何の役にもたたない」と、被災された人たちは言ってる。
マンションや高層ビルもなく、地下鉄もない能登に震度7の揺れがきて、このありさま。
「もしも東京にきたら・・・?」と、誰も考えたくないだろうけど、阿鼻叫喚の世界になるよね。
新築の家に、ソーラーパネルを無理やり設置?緑のたぬきが都知事に再選したら、「東京砂漠」どころか「東京地獄」やね。