月曜の朝は玉子かけごはん!

今日は朝から晴天な~り、の東京。急に暑くなったので、救急車のサイレンがよく鳴る。
物干し部屋の屋根にソーラパネルをのせる。
近所の散歩中の老人たちに「何しているの?」とよく聞かれる。

「貧乏で電気代を工面できないので、おてんとうさまに頼んでタダで電気をおくってもらっています」
と答えている。

先日も救急車を呼んだ。前のアコレで買い物をしたおばあちゃんが、チャリンコに荷物をのせ、
のろうとしたらバランスを壊して転倒した。すぐに筆子さんが通りを渡り、お水と日傘をもって対応。
自宅で留守番してるおじいちゃんと、救急車を呼んだ。事故扱いになるため、パトカーもきた。
こないだ、ソフトバンク時代の後輩が酩酊して、パトカーがきたので、「まいど」というか、顔見知りになった。
能登弁でいう「な~んも な~んも」のレベルだけど、夕方家族の方がこられたり、アコレの従業員からお礼の電話
がきたり、で、忙しかった。正式ではないばってん、筆子さんは「下町の見守り隊」の隊員でもある。

17年もお店を続けているので、自分たちもお客さんも17年加齢した。
老害の代表たる「自慢する」「昔話をする」「説教をする」を、日常茶飯のようにする人も増える。
あまりにひどいと、「最近、自慢話(あるいは、昔話、説教)が多いね。まわりにきらわれるよ」と、一言おせっかい。
二度とこない人になる場合が多いし、その場は傷つけていると思うけど・・・
ぼくらも老害がひどくなった時は、静かに緞帳を下げたいと思っている。

新しいUFOを毎日使って焙煎している。一度に200gの焙煎ができるので、カフェなどから2とか3kとか大口
で注文がこない場合は充分対応できる。できあがった珈琲豆のチャフを上手に飛ばす、という一点のみ、工夫
が必要。ぼくは、木の洗面桶にいれて、表の通りのところで飛ばす。
お店が路面でないところは、少し工夫が必要かもなんばん。

そろそろ「玉子かけごはん」が始まる。
珪藻土の竈で炊いた「ごはん」は、こんがりとオコゲができ、冷えても筆舌を超えた、超絶技巧のごはん。
能登の「大谷塩」で、おむすびをつくると、3つはいける。
一月に塩作りの名人・中前賢一さんが自宅が地震で崩壊して亡くなれれた。先日、山形に嫁いだ娘さん
から手紙がきて、「父の意志をついで、復活させます」という朗報。あまりのうれしさに、少し残しておいた「大谷塩」
を、久保さんの焼き締めの豆皿にいれ、それをなめなめ、遊穂(UFO 能登の地酒)を飲んだ。

能登はやさしや 土も塩も酒までも

「人は死んでも、生きている。」  を実感。感謝。