たぶん、九州では、博多・小倉・黒崎、の順で、賑わいのランクベスト3になっている。
昔「黒崎城」があり、城下町として、また長崎からの砂糖街道の宿場町として栄えた街。
来月は、「山笠」がある。博多ほど人気はないが、ぼくらが幼いころは、パンチパーマに
サングラス姿の「標準的な黒崎スタイル」の人たちが集い、ケンカか祭りか区別がつかないくらいヒートアップした。
♪チャングリン チャングリン・・・と子供たちは、祭り囃子を口ずさみ、
放課後は校庭にSの字を書いて闘う「S肉弾」という遊戯をしながらケンカの技を磨いた街。
そんな駅前のアーケード商店街もシャッター通りになって久しい。昔は、本屋も小鳥やも梯子するほど
あったけど、今は昔だ。
そんな中、「6月に新規オープン」と書いてあるお店を発見。「おむすび YO-KA-YO (よかよ)」
「本日はキッチンカーで営業のため、お店はお休みします」とあった。残念に思い、黒崎駅に向かって
商店街を歩いていたら、緑のキッチンカーを見つけた。
「YO-KA-YO 」だ。店主の女将さんの故郷・長崎の塩や食材を使ったおにぎりは、「おむすび」という言霊がぴったりなくらい
慈悲深く、うまい。夜食のつもりで買ったおむすび3つを、食べ歩きしながら黒崎を徘徊。
キッチンカーの横には、こんな大弾幕が・・・
『よかよ』私のふるさと長崎の方言です。長崎で人が集まると飛び交う言葉。人が集まると飛び交うこの言葉のように、人が集まり、助け合えるような場所がこのキッチンカーでありますように···そして、懐かしさを感じるこの言葉のように家庭的な【おむすび】と【本日のスープ】を提供していきたいと思います。
今月末は、能登で梅仕事が始まる。昨年までは、輪島の揚げ浜式の塩を使って梅干しを作ったが、中前さんが
正月の地震で亡くなり、再開するまでのピンチヒッターとして、長崎の塩を買った。
海女さんの文化、漁師の技、祭り・・・九州と能登のつながりを、おむすびで味わった。
今日明日は12時から16時まで営業。それから「UFO焙煎塾」「そば打ち教室」
最近、新しいお客さんが多くなって、そばが売り切れになることが多い。ありがたいことです。
また「天真庵ルール」の「写真は禁止」というのと、「一時間たったら追加オーダー」「そばやのながっちりは一時間半まで」
というのを説明することが多くなってきた。どれも、当たり前だのクラッカーだと思っているので、よろしく
お願いいたします。感謝。