いろんな土地を徘徊散歩

先々週、越中滑川(なめりかわ)の駅前のホテルをとって、能登にいった。
いつものコースと時間だと、能登に夕方つく。暗くなって家に入り、家具や壁が壊れ、
雨水が漏れたような状態をみると、きっと絶望すると思い、滑川の駅前にある施設の5階にあるお風呂から
富山湾超しの能登半島を眺めながら都塵を流し、ホテルにチャックインした後、徘徊散歩。
滑川は、ほたるいかの産地で有名だけど、昔は京都の荘園だった。なんとなく、京都の残り香みたいな
ものが残っているようなところだ。

どこの町にいっても、どこの町にもあるようなチェーン店や、カフェにはいかない。フタバは、
まだいったことがない(正確には、ニューヨークからガラス作家のタナカナのアトリエまでバスでいくとき、
彼女が『長旅なのでスタバの珈琲を飲みながらいかない?』というので、ターミナルのフタバにはじめていって、珈琲を
ふたつ買った。それが最初で最後のフタバ物語)。

滑川をブラブラしていたら、「立ち飲み」の居酒屋を見つけた。まだ陽が明るいのに、3人の男子が飲んでいる。
「ちわっす」と店に入って「日本酒」を注文したら、立山(富山の代表的な地酒)を、升にグラスのスタイルで
並々もってきてくれた。3人の先客のひとりが、「ポテサラとセロリのサラダ」を注文した。
「セロリのサラダ?」という顔をしたら、「このお店の人気メニュー」だというので、「じゃあ、いっしょのください」
と所望。地元の黄金色した醤油を使ってつくる「セロリのサラダ」は想像以上にうまかく、立山を三四杯おかわりした。
「東京と能登の二股暮らし」の話などで盛り上がって、「こんど東京に遊びにいった時に、天真庵にいきます」と
約束。だいたい、酒場で交わした「こんど」というのは、実現したためしはない。
ところが、今週の火曜日の夕方、3人が新幹線にのって滑川から天真庵にそばを手繰りにこられた。
「滑らない街 滑川」と駅前に看板がかかげてあったばってん、びっくらした(笑)

水曜日は「歯医者」。錦糸町に用があったので、歩いていき、「大塚行」のバスで大塚までいき、
歩いて、滝野川の小林歯科まで。途中に「天真庵発症の地」(今はマンションがたっている)の前
にある「トキワソース」(創業101年 日本で一番古いソースや)で、「生ソース」を買って
歯医者。このソースは、「牛すじカレーの隠し味」に使うけど、コロッケにかけると美味い。
買う瞬間にパブロフの犬みたいに、よだれがでる(笑)
帰りは、埼京線の板橋駅から池袋経由、秋葉原まで山手線、そこから亀戸まで総武線というコース。
亀戸の骨董屋の近くにある「鳥長」というお店の「十勝コロッケ」を買ってかえり、生ソースをかけて
一献。

「徘徊散歩のおすすめ」みたいな本が書けるかもなんばん!感謝!

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