昨日ははやく起きて、仕込み。
「かえし」を二種しこむ。そばやの「命」
それから焙煎したり、そば豆腐をつくったり・・・
新潟の「道の駅 新井」で、おばあちゃんの手作りのこんにゃくが売っていた。
食べたくなって、「がめ煮」(筑前煮)を作る。にわとり、ごぼう、にんじん、サトイモ、高野豆腐、レンコン
でつくる。味付けは、そばの「甘醤油のかえし」、おでんなどもこのかえしで味付けする。
能登の家の押し入れに、奇跡的に雨に濡れなかった新品の座布団があって、押上文庫ちゃんに
連絡したら、「ほしい」というので、8枚積んできた。田舎の家は、冠婚葬祭を自宅でやっていたので、
座布団や器など、異常なくらい常備してある。金襴緞子のザブも何枚もある。法事でお坊さんなどに座って
もらうためだろう。なんとなく「時代おくれ」で、出番がなくなったモノだけど、「おもてなし」の原点
らしきものを感じる。押上文庫の二階は和室になっていて、最近そこで「落語」や「じょぎ」(女義太夫)や
「歌舞伎の講座」などをやっている。
なんとも、時代おくれの感がぬぐえないけど、「気がつけば時代の先頭」なんてことになるかもなんばん。
そんな風流な場所で「出番」を迎えたザブをチャリンコにのって文庫ちゃんがとりにきた。
ついでに、避難所に届いた救援物資の「お菓子」をあげた。
それから「徘徊散歩」。昨日は亀戸。亀戸天神にお詣りして、ブックオフなどにいこうと思ったら、
天神近くの骨董屋がめずらしくあいていたので入る。天真庵にある真鍮の囲炉裏、鉄の自在を最近そこで買った。
一か月ぶりに店に入ったらまた骨董品が増えていた。口癖のように「そろそろお店のものを片づけて、隠居する」
といいながら3年以上たつ。備前の人間国宝の花器、茶わん、大樋焼の茶わん、水差し・・・
「また買ったの?」と聞くと、にやっと笑って「落合のお茶の先生が亡くなって・・・」とのこと。
「これだけ名品をそろえたばあちゃん(年は聞いてないけど・・)だったら、もっといい茶わんとか、掛け軸とか
なかったの?」と聞いたら、「いいのは、家族がメルカリで売った」とのこと。
コロナもあって、お抹茶の世界も絶滅危惧種になりつつある。もちろん文人趣味の煎茶道は、存在を知る人も少ない。
「時代おくれ」の先頭みたいな世界に、メルカリという新しい時代のマーケットができ、ますます道具類の価値が
下がっている。これも時代か?
「テンバイヤー」なる新種族もでてきて、ダフ屋などがやっていた仕事を、普通の主婦らがやるようになった。
ヤクザの仕事を主婦が奪った。
被災地に集まる「応援グッズ」まで転売するのがいるらしい。生き馬の目を抜く、とはまた違った意味の
魑魅魍魎みたいな新しい人間模様が繰り広げられている今日このごろ。
今日明日は12時から16時。
それから、「そば打ち教室」「UFO焙煎塾」