能登暮らし いちにちめ

ゆっくりと二日かけて能登にもどった。
昨日は、滑川のホテルで一泊。
その前に駅前の日帰り湯。市民交流センターの5階にあって、お風呂から
能登半島が見える。思わずお風呂の中で黙祷。

チャックインして、駅のまわりを徘徊散歩。昼間からやっている居酒屋に
いき、ポテサラで立山(富山の地酒)を飲む。
先客の3人さんと、談論風発。

朝食をおえて、下道で能登まで3時間。いつものコース。
神子原村や羽咋のあたりは、被害が少なかったみたいだけど、志賀町に
入ったあたりから、ブルーシートが貼られた家が目立ってきた。富来(とぎ)の
街も、お店や家がブルーシートが目立ってきた。知り合いの家も、かなりダメージが大きく、
避難所暮らしを余儀なくされるな~、というのが表から見てもわかる。

いよいよわが集落に到着。能登は朝から雨模様。予め、屋根瓦が壊れているのは、近所の
方に電話で教えてもらっていたので、覚悟はしていたけど、家に入ったら雨漏りがすごい。
バケツをあるったけだして、もっている箇所におく。
写真を撮って、役所にいき、罹災証明をもらいにいき、ブルーシートの大きいのを3枚いただく。
罹災証明の担当くんは、岡山からかけつけたボランティアさん。金沢の宿泊所から毎日通って
いるそうだ。「わざわざごくろうさま」と声をかけたら「みなさんの苦労にくらべたら、なんということありません」
と答えがかえってきた。ブルーシートを渡すにいさんは、神奈川からのボランティアさん。
「重いので、車まで運びます」というので、「大丈夫!」といって、もらったけど、けっこう重かった(笑)

その後、はしもと食堂。
屋根にはブルーシートがはられていたが、てるみちゃんは、ファイティングポーズ。
夜の営業はやめて、しばらく昼営業するとのこと。近くの湖月館は、廃業するらしい。
よくいったおそばやさんも緞帳を下げるみたいだ。
思った以上に、震災の爪痕は厳しいようだ。

車中泊の覚悟をしていたけど、雨が漏らない部屋があったので、今はそこで、クロキリのお湯わりを
飲みながら、ブログを書いている。
3日くらい家の片づけをして、輪島あたりの知人が身を寄せている避難所あたりに、
水とか珈琲を届けられれば、と思っている。

感謝。

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