今朝の東京は雪が降っている。
足元に気をつかいながら、近くのコンビニに新聞を買いにいく。
石油ストーブと、囲炉裏に炭をいれて、自在にぶらさげた鉄瓶の湯を
志野の湯のみにいれ、鉄分たっぷりの白湯を飲みながら新聞を読む。
65歳以上の「おひとりさま」のうち、女性の貧困率が4割。
そんな内容のことが一面にのっていた。
既婚した後、死別した場合、夫くんの年金の一部(遺族年金)が上乗せされるので、非婚者の
女性が年金では、生活が大変だ、ということらしい。
今の生活が厳しいのは、消費税が10%まであがり、社会保険料と税金の負担も重なり、そこに
物価高が三段重ねになっているのが根本の原因。バカな政治を隠すための記事?と疑う。
どうも、この「統計」というのは、まともに「なるほど」と腑に落ちないことが多い。
「宝くじにあたる人は、40代の女性が多い」・・・うらをかえせば「宝くじを買う人が、40代女性に多く、
当たらずに紙屑になる人も40代の女性」ということだ。
これからは、ますます「おひとりさま」が多くなる。生理学的にいっても、女性の「おひとりさま」が
多くなってくる。「年金制度」そのものも、この国の未来に残っていくかどうかも危うい状態だ。
ぼくは65歳から、年金をもらっている。正確にいうと、積み立てたお金を少しづつ返してもらっている。
なんども年金機構さまから、「70歳からもらうようにすると、月々の年金額が多くなります」
みたいなラブレターがきた。洗脳よろしく「人生100年時代がきました」、といわれても、
小学校の6年から酒をたしなみ、高校時代からショートホープを学ランのポケットに忍ばせながら、生きて
きたので、バカの壁はおろか、70の壁を超えるとは信じがたく、65歳からもらっている。
これからは、きっと「70歳から」になり・・・限りなく80歳になったら・・という時代がきそうね。
それと、あまり世間では問題になってないけど、コロナワクチンの後遺症で亡くなったりする人多いよね。
明後日の営業を終えたら、ひさしぶりに能登へいく予定。
東京から「そば」と「珈琲豆」をもっていく。
畑や家のまわりのお世話になっている家に、日ごろの感謝の意をこめての「お土産」。
お返しを目当てにしているわけではないけど、季節季節の「お魚」とか「さざえ」とか「海藻」
がやってきて、能登くらしでは、ほとんどお金を使わない。
朝まずめ(太陽がのぼる前)に、釣り糸を垂らして魚を釣り、朝飯前に畑仕事をし、
朝ごはんを食べた後に、いっぱいの珈琲を飲む。それからは、晴耕雨読。
夜は朝釣った魚をさかなに、静かに酒を飲む。
そんな「ささやかな生活」の中に「ゆたかさ」を発見する日々是好日。