天真庵のカウンターの上に、手動のダムウェーターがあり、ほんとうは一階と二階を
つなげて、そばや珈琲を一階から二階へ運ぶ予定にしていた。
でも、二階まで客席にするなんて、なんとなく非効率やし、体がもたないことに気づき、
そこに「木彫りの猿」を置いた。三番叟(さんばそう)。昔から、猿が五穀豊穣を祝う舞をして、
歌舞伎などの演目として人気がある。
「5月の池袋にエロス雪が降る」
吉祥寺にあった「前進座」(今年93周年)の「雪祭5人三番叟」が、池袋の「東京建物 Brillia HALL」
で、講演される。
5人の女優が三番叟に扮し、さらに「じょぎ」(女流義太夫)が、囃子方(はやしがた)を揃えるというワンダフルな
趣向。へたな酒肴より酒が美味くなりそうだ。浄瑠璃や三味線方の人たち3人が、天真庵の味噌つくり仲間なので、
ぜひ足を運ばねばと思っている。
同時に「鳴神」が上演される。歌舞伎十八番のひとつ。銀座の歌舞伎座の近所には、「鳴神」という名の喫茶店
があった(まだある?)くらい人気の演目。
今年は龍神様が正月から、あばれた。鳴神上人が、あるとき滝壺の龍神さまを封じ込め、三か月も雨が降らず、
民百姓が苦しんでいた。そこに絶間姫がやってきて、色仕掛けなどを駆使して、上人を酩酊させ、その隙に
龍神さまを解放させる・・・・そんなお話。少し艶冶でエロスな内容だ。♪この柔らかいものはなんや・・?
昔から歌舞伎ファンの中では「前進座の鳴神は、歌舞伎座よりいい」との評判があった。
ぼくも、池袋時代には、まだ吉祥寺に劇場のあったあった前進座の鳴神を観に足を運んだものだ。
5月11日から20まで。チケット発売は3月15日(金)から
前進座 0422(49)0300(平日10:00から17:00)
www.zenshinza.com からもOK牧場。
今日は12時から16時。その後は、「そば打ち教室」「UFO焙煎塾」「味噌つくり」
明日は旗日だけど、「月曜の朝は 玉子かけごはん」(8-10)
明後日13日(火曜日)から16日(金曜日)まで「味噌休み」