「PERFECT DAYSを観て、今日は聖地巡りをしています」という男の人が蕎麦を手繰りみきた。
その前に、「これからオリナスにPERFECT DAYSを観にいってきます」というお弟子様も蕎麦を
手繰りにこられた。なかなか人気のようだ。
映画にでてくる神社をお詣りし、「電気湯」という銭湯でひとっぷろ浴びて、
番台の若い君に、「どこか映画に登場するような、おもしろいお店はありませんか?」
と聞いたら、「天真庵」と紹介されたらしい。「風が吹けば・・・・」みたいな話だけど、
最近、あの映画を観た、というお客さまが多い。
そば前を二本呑み、〆のそばをズズズと手繰り、「これから浅草の地下街にある居酒屋にいってきます」(映画で役所さんが、チャリンコに
のって飲みにいくとこ)といって、ご機嫌な顔して出発された。古希を超えた元気な男子だ。
閑人、いってはなんだけど、元気であれば、そんな徘徊散歩もおもしろい。
TOGISOの佐藤さんから、「なんとか能登を元気にする力になってほしい」とメールがきた。
2月に、おでんでもつつきながら、話そうということになった。
若い人たちは、自分はさておき、で、なんとか能登を元気にしようと躍起になっている。
老骨に鞭うっても、彼らのパワーには及ばないばってん、何か力になれるなら、尽力したいと思って、
毎日スクワットとシャドーボンクシングをしながら、そばを打ち、ガラガラと焙煎機を廻す日々。
これもまた、ぼくなりのPERFECT DAYSだ。感謝。