今朝の読売新聞の一面に「輪島塗が危機」みたいな誌面。
2007年の地震の時も大被害があったけど、今回はその比でなく、
火災があったところに、職人さんたちが多く住んでいたので、存続が危ぶまれている。
今の暮らしから、漆器が絶滅危惧種になった。今回の地震も甚大やけど、そっちのほうがもっと甚大!
「輪島カブーレ」といって、そんな職人さちが住んでいた古民家などを、上手に改装して、
ゲストハウス、♨、お店などにした場所がある。一度、そこに泊まり、♨にいき、そこに隣接する蕎麦屋
で一献した後に、輪島の居酒屋を梯子したことがある。最近の都会の再開発とは、まったく違った次元で、
ある街を、その街に似合ったモノが再興されていて、気持ちがよかった。そこに泊まった後、カフェで珈琲を
飲み、そのまま朝市をぶらぶらする。「観光バスでいきなり朝市」とは違った空気感がある。
これから、能登が落ち着いたら、ぜひ、旅行会社の企画ではなく、自分らしい旅をしてほしい。
輪島塗は、珪藻土を使った「地粉」を使って塗り上げる。珪藻土を使うことで、輪島塗しかない強度と
美的なものが特徴。
昔は、できた商品をふろしきに包み、京都などへ行商にいった。京都に住むとわかるけど、「いけず」で「なまいきで」
「一見様おことわり」の気風があり、けんもほろろな「おもてなし」に歯をくいしばりながら、耐えてがんばった能登人の気骨みたいな
ものを感じる。ほんま、腹立つな~ その京都人が、中国人相手に、おそ松くんのいやみよろしく「シェーシェー」いってる(笑えない)
だから、珪藻土の職人さん、塩の職人さん、輪島塗の職人さん、酒蔵さん、旅館さん・・・漁師や能登で生きている人は、きっと元の生活を
とりもどすと思う。これからの危うい世界を救うのは、日本人・・・とくに縄文のDNAを受け継ぐ能登人のふんばりが、大事やと思う。
昨日から味噌つくりが始まった。
今日は12時から16時。それから「UFO焙煎塾」「そば打ち教室」「味噌教室」