能登の復興には、マンデラさんの力が必要?

マンデラ効果、というのがある。
南アフリカの大統領で、命がけで政治をやりとげたリーダー。
2013年に召されたけど、1980年ごろ獄中で死んだ、との偽情報を
世界中で共有している人がいた。そんな「勘違い」のような偽の情報を多くの人が共有する
ことを、「マンデラ現象」とか「マンデラエフェクト」という。

「朝鮮半島が、佐渡島の上にある」・・・けっこうそんな認識の人がいるらしい。
そうすると、能登半島の龍みたいな形の先に、半島があるという認識の人が多いということか。
普段はテレビを見ない(20年以上もっていない)けど、休みの日に筆子さんの実家あたりで、
昔の時代劇などを見ていると、俳優さんたちが、存命なのか天国に引っ越したのか判断がつかぬことが
多くなってきた。これもある意味「マンデラ効果」なのかもなんばん。

また能登半島は、アルファベットの「F」にも似ている。復興のシンボルにしたらどうだろ?

龍の年のはじまりの日に、龍のかたちをした能登半島に大地震。とんでもない正月だけど、
震災の多いこの国に、一局集中でビルだらけで、緑も少なく、まるで病院にいるような街に住んでいて、
地方は過疎がすすみ、原発や風力発電機が防風林のように乱立している現状を、
「これでいいのか?」と問われているような気がする。

マンデラさんが、大統領に就任した時の演説が残っている。
なんど読んでも、魂に共鳴するものがある。感謝。

「私たちが最も恐れているのは、私たちは不十分なのではないかということではない。 私たちが最も恐れているのは、私たちは計り知れない力に満ちているということである。

私たちを最もおびえさせるのは、私たちの光であって、闇ではない。才気あふれていて、すばらしく、才能にあふれ、信じがたいほどであるためには、よほどの人物でなければならないと、私たちは思っている。しかし、実際にはそうでない人がいるだろうか。

あなたが小さな役割しか演じないことは世界にとってうまくいかない。縮こまって、あなたの周りの人が安心できるようにすることには、人の目を見開くようなところは何もない。

私たちは、自分たちの中にある賛美に値するものを表現するために生まれてきたのだ。それは限られた人々のものではなく、すべての人の中にある。

そして、私たちが元々自分の内にある光を輝かせてやる時、それは無意識のうちに他の人にも同様のことをする許可を与えている。

私たちが自分の恐れから自らを解放する時、私たちの存在は自動的に他の人たちをも解放するのだ。」