文化の日 ここは文花の地

昨日は、「UFO焙煎塾」。
コロナ禍の前から、ずっと通っていて、免許皆伝レベルのベテラン女子で「もう卒業しなさい」
と言っているのに、「ずっと卒業しません」といって、通ってきている。押しかけ弟子?
「珈琲」とか「そば」とか単純なモノは、奥は深いばってん、
求道者みたいにストイックになりすぎても、とか思ったり・・・
せっかく笑顔が癒し系の女子なので、「てきとう」に力を抜いて、笑顔で珈琲を楽しんでもらいたい。
でも時間通りにきたことがなく、しかも「おくれたお詫びに・・」といって、またわざわざ近所のカフェ
やお菓子屋にいって、パンとかスイーツをぶらさげてくる。それが彼女流の「ありてい」なのかもなんばん。

昨日は、珈琲豆の注文がたまっていて、朝7時から、焙煎をやっていても間に合わず、10時の「授業開始」
にいつものように、30分遅刻してやってきた時も、モカを焙煎していた。
「いい香り。私この香りを嗅ぐだけで、今日の授業は終わりにしてもいいです。」と、いつもこんな感じだ。
焼きあがったモカを、石臼で細かく(石臼はあたり前だけど、メモリーがなく、豆を少しづつ穴にいれてゆっくり回す。粗目に
挽く時は、多くの豆を穴にいれ、早くまわす)
挽いてもらって、サイフォンで淹れてもらった。お湯は、能登から汲んできた「藤瀬霊水」だ。火はアルコールランプ。
すごくアナログな器具だけど、豆の特徴が素直に抽出されるのがいい。女子が自然にいれるよると、川がさらさらと
流れるように、所作が美しい。

今日は「文化の日」
天真庵の住所も「ぶんか」。漢字が違って、「墨田区文花」。
文人の花でも咲きそうな、華やかな土地名である。最近はお隣の「京島」のほうが、下町の象徴みたいな
イメージで全国区になってきているばってん。
便利や効率を重視するより、ゆっくりと自然に寄り添いながらあなろぐを楽しむこうが「文化的」な感じがする。
朝一杯の珈琲を味わう。そこを飛ばすと、せちがらくなる。感謝。

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