昨日は珠洲にいってきた。そんなさいはての街で国際的な文化祭をやっている。
今日から「石川百万石文化祭」も金沢で始まる。
昔は、木工の般若くんが、浅野川の画廊で個展をやっていたので
毎年金沢に車ででかけた。7時間くらいかかっていたと思う。
今は車で一時間半でいける場所に住んでいるけど、2度ほどいっただけ。
一度は、三輪福さんと一緒に石坂亥士さんの和太鼓のライブ。
もう一回は、小鯵を200尾くらいいただいた時。半分を南蛮漬けにして、
金沢の般若くんちにおしかけ、いっしょに酒を飲んだ。彼も今では、名にしおう木工やに
なって、忙しくしていて、能登の家に一度きたきりだ。彼の卒業記念につくった茶箪笥や
箪笥、神代杉でつくってくれた文机などが能登の家に「里帰り」よろしく鎮座している。
まったく縁というのは不思議なもんだ。
天真庵の玄関と、カウンターの椅子は2007年に般若くんがつくってくれた。
今日は土曜日。働き方改革や海の環境保護のため、土曜日は船をださない、というルールがある。
アオリイカが旬を迎え、近所の漁師さんたちは、朝夕と伝馬船で釣りにでかける。
冷蔵庫にはTOGISOのまどかちゃんにもらったアオリイカやメギスがいっぱい。
昨日は、そんな「残りもの」(といっても、前日まで能登の海で泳いでいたもの)を刺身や塩焼きにして、
亀泉を囲炉裏でぬる燗にして飲んでいたら、近くの漁師から電話。
「アオリが釣れたんで、もっていく」とのこと。ずしりと大きなアオリが、生きたまんま届いた。
そのまま台所にいき、細い出刃で捌いて、久保さんの志野の丸皿にのせて、アテにした。あてにしない
モノが突然いろんなところからやってくる(笑)
梅林ガールズたちは、東京で仕事してるのだろうばってん、こんな時こそ、能登にきんしゃい、と心でつぶやく。
今日から「黒島・福浦アートプロジェクト」が始まる。
どちらの地区も、北前船で栄えたところ。お昼すぎに、近くの「民泊をはじめる予定」のかたが、
「ふとん」(たくさんあって、どうしようかと悩んでいた)をとりにきてくれる。その後でかける予定。
断捨離とか、終活とかいうのが必要な時を迎えているけど、使ってくれる人にさしあげるほうが、
ぼくも、モノももっとうれしい。