黒島・福浦アートプロジェクト

来月の10月14日(土)から、11月12日(日)まで、そんなアートな催しがある。
こないだ、京都からきたお弟子様と、気分転換に黒島のカフェにいって、そこに間借りしている「じんさん」
が打つそばを食べた時に、パンフレットをいただいた。
黒島というのは、輪島にあって北前船でもうけた豪商たちが建てた家が残っていて、そのひとつを上手に改装した夫婦(東京から移住)が
はじめたものだ。じんさんも東京から移住して、いろいろなところで、「蕎麦切りじん」をやり、能登では指折りのそば切り職人
になった。そのほかの指折りも、一回はいってみたが、ぼくてきには彼のそばが一番。
間借りは今年11月くらいで終了し、それからは自分で穴水でそばやをやる予定。63歳になるけど、「これから」が楽しみだ。

福浦というのは、わが町志賀町にある。志賀町のユルキャラ、あかりちゃんは、福浦にある日本最古の木造の灯台を
モデルにしたものだ。8世紀には渤海国と交易し、藩政時代には北前船の避難港として栄え、花街みたいな残り香がする港。
2013年には、そこを舞台にした「リトルマエストロ」(監督・雑賀俊郎)という映画が上映された。
雑賀くんは、「九州気骨の会」のメンバーで、若いころよく飲んだ。じんさんと同じ犬年生まれ。映画のヒロインはまだブレーク前の有村架純ちゃん。
スターになる原石をみつける監督の眼みたいなもんを感じる映画でもある。「能登」の原風景がいろんな場所に表現されていて
とてもいい映画。

明日の朝出発するので、今日は珪藻土七輪で炭火焙煎をする日。今回は「能登で始める・・・」に、ふたりの女子が参加
されたので、珠洲にも梅茶翁にも立ち寄らずに、藤瀬霊水を汲んで東京に向けていく。
北前船のリトル車版?みたいな二股暮らし。
都会と田舎の二か所暮らし・・・6年やって感じたことは、「2倍」どころか「5倍くらい」の「ゆたかさ」や「気づき」を味わえる。
お金に換算すると、そう実感する人は稀有やと思うばってん。「いきなり移住」は、ハードルもリスクも高いけど、
できる人は、ぜひチャレンジしてほしい。黒島にも福浦にも空き家がいっぱいある。来月きて、気にいったらお土産にどう?感謝。

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