昭和20年の3月10日に、東京下町にB29が爆弾を落とし、一日で
10万人がなくなった。
田舎で育ったので、社会の時間にそんな話をきいて「ふーん」
というくらいしか感じなかった。生まれた北九州は、鉄の町だったので、
幼いころは、防空壕が残っていたり、探検遊びをしていると、「おまえたち
が遊ぶとこじゃない」と、ヤクザよりこわい顔したおっちゃんにしかられたりした覚えがある。
「弾薬庫跡地」みたいなものが、まだいくつも残っていた。
昭和20年の3月のこ地点で、もうこの戦争の勝敗ははっきりしていたのに、ルーズベルトが死んで、
その後に大統領になったトルーマンが、広島と長崎に原爆を落とした。
あまり知られていないけど、そのトルーマンの記者会見に、アメリカ在中の日本の女性記者がいて、
「なんで、もう決着がついとるのに、あなたは原爆を落としたと?」と質問した。女性は九州うまれやった。
はじめから「落とすつもり」でいたトルーマンは、鼻たかだかな顔して、
「戦争をはやく終わらせようと思って、原爆を落としたっちゃん」と女性記者になめた顔して答えた。
その女子は柔道の黒帯保持者でもあり、その瞬間にトルーマンの首ねっこをトルーマンして、背負い投げをした。
そして数秒後にその場にいた警察にピストルで撃たれ殺された・・・・そんな話を、とある新聞社の副社長に酒席できいたことがある。
テレビや新聞で「伝えられない」ことが、昔も今も、やまのごとある。
最近SNS上で、「バーベンハイマー」が炎上している。アメリカで公開中の映画『オッペンハイマー』(原爆をつくった人)と『バービー』の上映開始日が同じだったことから「バーベンハイマー」というネットミームが生まれれ、きのこ雲の映像まで加わり、これをめぐって、日本でひと騒動が巻き起こっているらしい。
背負い投げする相手も特定されないし、もう78年もたって風前の灯火のようだけど、「原爆問題」がかしましくなってきた。
Z世代の人たちが、そんな昔の話や映像をAIで再現しようという動きが注目されている。
この星から「平和」という言葉もいらないくらいの平穏な暮らしに近づく傾向であってほしいものだ。
「落とした」「落とされた」の問題ではない。そんな核がいつ落とされても・・・という時代を、この星に住む
同じ同胞たちがみんな持ち合わせている「今」を憂う。
能登には、「縄文真脇遺跡」がある。戦争もなく、みんなで協力しながら何千年も平和で生きくらした営みが残っている。
スマホやテレビなどの情報をいったん断食して、「真脇」にって深呼吸してみたらどうだろう?
自然や神様とつながっていることを、体感できるかもなんばん。「ただ生きる」という大切さがわかる。
今日は「よじごじdays」(テレビ東京)に天真庵がでるそうだ。昨日の夜友人から「明日ですね。がんばってください」
とメールがきた。「はい」と答えたけど、もうとっくに収録は終わっている(笑)
いっけん平和な時代のようででもあり、そのすぐ裏腹に「おわり」が内包されているような不気味な世界。
天真庵の営業は、19日(土曜日)の12時からです。土日は16時閉店(売り切れじまい、です)
「予約も受け付けない」「店内の写真はお断り」という、時代錯誤でいつつぶれてもおかしくない形態のお店です。
でも、さきほど(放映時間あたり・・?)から、問い合わせの電話が殺到しておりまする。
テレビに放映されると、しばらくは混雑します。でも、そばを打つ数、珈琲を焙煎する量は、平常心でいつも
のとおりしかできません。どうぞ、この命にかかわる猛暑が終わり、♪今はもう秋・・・あたりにお越し
ください。感謝。