冷蔵庫の中に、キャベツを餌にしたベジタリアンみたいなさざえが、いっぱい入っている。
今日は「ゴミの日」なので、さざえの殻をだしたい。
ぼくは、いつものように「シャボン玉とんだ・・」の6時の目覚まし音楽をききながら、
軍艦マーチよろしく、海に歩いてでかける。
筆子さんは、その間に、約100個のさざえの身を殻からはずす。
能登町の「ふくべ鍛冶」で売ってる「さざえむきき」が大活躍する。
タコが釣れたら「タコ飯」、釣れなかったら「サザエ飯」という約束。
残念ながら、今朝は「さざえ飯」をつくることになった。
どちらにしても、お金を払わずに、そんな飯が食えるのは、「ゆたか」だと思う。
昨日の「肉感的おばあちゃん」がいってはったけど、「笹浪から前浜の海でとれるサザエは、森の水がいいから
やわらかくて、おいしい」とのこと。おっぱいをさわりまがらの講釈で、もうひとつ信頼性が薄かったけど、
よくよく考えると、さもありなんだ。
日本の魚がおいしいのは、日本の森がそのようにしているらしい。私腹を肥やすことばかり考えて、
風力発電やらメガソーラなどを作りが足る政治家や業者の人こそ、おっぱい、もとい胸に手をあてて、
そのへんのところを考えてほしいものだ。
昨日の夕方、「増穂の湯」で汗を流した。65歳以上は半額の260円で、温泉に入り、
新聞や雑誌を読んだり、かわいらしいインストラクターがついて、フィットネスジムまである。
でも、そんな機械が動いているのを見たことはない。たいがいの人は、血圧をはかったり、
マッサージの椅子でくつろいでいる。
昨日は地元の石川星稜高校の試合をやっていたので、じいちゃんばあちゃんたちが、テレビに
くらいつくようにして応援していた。ぼくはひっそりと、相手の長崎の高校を応援していた。
試合が終わった時に「あ~あ」という年よりたちの溜息の中で、小さくガッツポーズ。感謝。