「能登」という季刊誌がある。
ある日、主幹のTさんが能登から、押上の天真庵までそばを手繰りにきてくれた。
能登に家を買って、バックナンバーで在庫がある本を、注文していたころの話。
その縁で、能登の家の近くの海岸で、能登珪藻土七輪で炭火焙煎を
していることなどが、雑誌で掲載され、今では能登の宿泊施設やカフェなどからも
「ホボブラジル」を使ってもらっているところが増えた。UFOという宇宙的なテクノロジーを掲載した
焙煎機も、かなり浸透してきた。
最新号は「能登に泊まろう!」。
表紙は茅葺(かやぶき)き屋根。熊本で農業を学んだ若いご夫婦が、能登にUターンして、
能登ごはん農場 暮らしの宿「じろぎみ」を開業した。
名前だけで、コンセプトがわかる。熊本時代に肥後藩の在来種「穂増(ほませ)」の復活に取り組み、
その経験をいかし、加賀藩で栽培されていた「巾着」(きんちゃく)の栽培をし、味噌や梅干しを自分でつくり、
竈(かまど)でごはんを炊き、みそ汁に地元のふぐや季節の食材をつかった実をいれ、泊まるお客さんをもてなしている。
「タイミングが合えば、梅干しや味噌つくりなど農家の季節の手仕事を一緒にしていただこうと思います。
竈でごはんを炊いたり、薪を割って五右衛門風呂を沸かしたり・・」という35歳の主人のコメント。
これから、田舎で宿などを計画している人には、いろいろヒントがいっぱい。ネットでも「能登」は買える
ので、ぜひ読んでほしい。なにをするにも「その土地や時代にふさわしいもの」と「お客さまと共に楽しめるもの」
「遊びという文化的精神力があること」がないと、長続きはしないみたい。古民家には「囲炉裏」と「竈」は、必需品やと思う。
いろんな形態の「能登の宿場」が紹介されていて、勉強になる。先週はその中のひとつ、赤崎の「TOGISO」の
オープニングで、一日店長をやらせてもろうた。(天真庵のHPの「のくら暮らし」に写真を掲載)
厨房の中で、なんやら頭をひねっている写真が一枚ある。主人のSくんの提案で、「このカフェ&宿」
の未来像を宿題にもらっていた。ぼくはAB型で、もとより型にはまりにくい性格からか、その瞬間、
ちゃねってしまって、新しい「和っち珈琲」の器具を考案した。来週くらいに一号機ができる(笑)
今日も16時まで。それから「そば打ち教室」と「UFO焙煎塾」。
明日の朝は、「卵かけごはん」(8-10)
竈をつかって、ごはんをだしている(笑)米も野菜もつくっている。もちろん手前味噌の味噌汁。梅干し、柚子胡椒、手打ちそば、
UFO自家焙煎・・・・・「農家民宿」ができそうだ!UFO、もといUSO(ウソ)!