北國新聞にのった(笑)

金曜日に赤崎のTOGISOの内覧会。
地元の人に、新しくカフェコーナーをつくったTOGISOの施設を見てもらい、
潮騒カフェよろしく、能登の美味しい空気ただようオープンエアーのカフェで珈琲を
楽しんでもろうた。限界集落のじいちゃんおばあちゃんたちが、少し
よそ行きのお洒落をして、カウンターで「ほぼぶらじる」を飲んでおられる。
東京での日常とおんなじ仕事をしているだけだけど、なんか新鮮で時間が
ゆっくり流れていて、ここちよい。

江戸川区から、「はじめて能登にきた」という若いMちゃんが、てきぱきマムよろしく、
珈琲を運んだりしてくれたので、千客万来な状態だったけど、ずいぶん楽だった。
彼女は、この新しいTOGISOで、カフェをやったりしながら、東京との二拠点生活を
始めようとしている。UFOの焙煎ノウハウも伝授しておいた。若いし美人やし、なんとかなるさ、だ。
能登の羽咋(はくい)は、UFOで村おこしに成功した実績がある。赤崎も、「それに続け」
の勢いになるかもなんばん。夕方には、東京から「梅林ガールズ」ふたりが、スケットに
やってきた。お客さんにアンケートをとったら、「珈琲を飲める場所になればいい」
が一番多かったが、若い女性がきてからは「ここで、お酒を飲みたい」が、追い上げた(笑)
もちろん、ぼくだって、カウンター側のお客になったら、お茶や珈琲よりも、酒が飲みたい。

昨日は、ぼく住む集落の集会所で「そば打会」。
私が住んでいる集落は、人口が、わたしたち二名を含めて42人。
全盛期は200人を超えていて、祭りも自前でできたけど、今は典型的な「限界集落」だ。
昨日は、30人ちょっとの蕎麦を打ったけど、完売になった。
病院や施設に入っている人もいるので、「ほぼ全員」が、ぼくのそばを食べてくれた。
夕方、じんのびの湯にいって、沈む夕陽を見ながら、汗を流した。
湯上りに、ロビーで「北國新聞」を見たら、TOGISOで珈琲をふるまっている自分が
写真入りで紹介されていた。テレビや雑誌にいろいろ紹介されてきたけど、地元紙に、
しかも「自分ちのことではない」ことで、力ぞえができたことが、うれしかった。

「能登でどうやって生きていく」という目的もなく、ただなんとなく流れにのってやってきたけど、
振り向いたら、なんとか道らしきものが見えている。
これから先も、無目的で「ただ生きる」だけの毎日が待っているだけ。
しかも、残り時間に制限がありそうな年回りになってきた。それでいいのだ。

今朝は、ひさしぶりに晴れたので、早朝から梅林ガールズふたりをひきつれ、徒歩3分の
海にいって「蛸つり」を伝授。
そのうち彼女たちも、いろんな人たちのお役にたつ「ひっぱりタコ」になるに違いない。
それでいいのだ。感謝。

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