梅仕事・・・松竹梅・・・みな老いても色気あり?

毎年、今の季節は能登から梅を摘んできて、梅干し、梅酒、梅シロップ、梅味噌・・
などのワークショップをしている。
能登町にある「梅茶翁」には、梅林があって、加賀梅、南高梅、杉田梅・・・などの木が20本
ちょっとあり、毎年200から300kの梅を収穫する。
今年は、♪梅は咲いたか、桜はまだかいな・・?なんて風流な小唄を歌うくらい悠長にかまえていたけど、
桜は咲いたばってん、梅の実はならなかった。

自然のものだから、さもありなん、と梅の木のまわりに、穴をほって、竹炭とか枯れ木を植えて、
「土つくり」に専念した。また来年は春を告げるとともに、元気に実をつけてくれるに違いない。
夏になると、「梅おろしそば」が、一番人気になる。どこかでその梅を調達しようと思っていたら、近所のおばあちゃんが
「あんたたちに剪定してもらった梅が、大きな実をつけとうけん、採っていって」といってくれた。
さっそく、お言葉に甘えて、一昨年の年末の剪定した梅の木のところにいったら、見事な梅の実はたわわになっていた。

桜切るバカ、梅切らぬバカ   と格言どおり、老木で弱っていたものが、剪定したら梅が蘇っていた。

女あり 二人ゆく 若きはうるわし 老いたるは なおうるわし(ホイットマン)  

で、老いた梅の木も花も、時分の若さを超えて、艶冶(えんや)な境地を遊んでいる。
昨日は、営業が終わって、黄色く色づいた梅を、梅干し用に能登の塩をふって仕込んだ。

昨日から7月。
トイレの真民さん日めくりカレンダーは、一日が「念づれば花開く」。
掛け軸も、足利紫山老師の書にかえてきた。

「 古松談般若 」(こしょう はんにゃを だんず)という禅語を老師が100歳を超えて揮毫したものだ。
梅・松、もちろん人間も、精進すれば年に関係なく色気があり、華がある。
老害の三種の神器「過去の話」「自慢話」「説教話」・・この三つを控えるだけで、「艶っぽく」なるかもなんばん。

今日は、「12時から16時まで営業」
それ以降は「そば打ち道場」「UFO焙煎塾」
月曜日は「卵かけごはん」(8-10)