能登くらし ふつかめ

昨日聴いたCDは、「TALES OF ANOTHER」。その後長いことトリオで活躍するゲイリー・ピーコック、
キース・ジャレット、テイルズ・オブ・アナザーが初めて組んで、1977年に演奏したものだ。
あまりにいいんで、夕べ3回聴いた。UFOで深めに焙煎したモカをキンミヤに漬けこんだ「珈琲焼酎」
も空になった。

1977年というと、もう京都で暮らしていた。大学に通うよりも、
荒神口にあった「シアンクレール」に入り浸ってジャズを聴いていた。
マイルズ・デービスが来日すると必ず通ったという伝説のジャズ喫茶。「思案に暮れる」という名前がお洒落。
このお店があるから「大学は京都」という若者もあまたいた時代。

今朝は曇り空。明日から雨みたいなので、新しく糸を巻いたリールにタコヤン(タコ釣りの疑似餌 エビの形をしている)
をつけて、海へ・・・
タコ釣りの師匠もいない・・・きっとタコがいないのだ。
気配もないまま20分くらい釣っていたら、背後から「タコ釣れたケー」という声。
タコ釣り仲間の「ジョナサン」だ。(ぼくが勝手に命名  この界隈は親せきが多いので、苗字がだぶって、下の名前で呼び合うのがならわし 先天的に名前を覚えるのが苦手なので、勝手にあだ名をつける習慣ができた)
少し耳が遠いジョナサンに向かって、指をV字にして「20分釣っているけど、釣果ゼロ」と言ったつもりが、
「お~ 2匹釣れたんけ~。やっぱ名人やな~」と感じ違いしてくれた(笑)。

その後、彼はいつものように、岸壁のところにいって、小魚をまいていた。
もう彼の姿を見るや否や、カモメが10羽ほど集まっていた。
「カモメのジョナサン」・・・ぴったりの名前やと思うばってん、まだ彼には伝えていない。

これから朝ごはん。
タコは釣れなかったけど、近所の人からいただいた魚(ハチメ)を焼くニオイが台所から・・
冷蔵庫の中に、ハチメ(めばる)が10尾、サザエ約50個、タイ1尾が入っている。
朝ごはんの後は、畑の草むしり。この季節は、刈っても刈っても、後ろから草が生えてくる状態。
梅仕事は、梅が不作なもので今年はなくなったばってん、「田舎暮らしは、やることが、やまんごたある」とばい。感謝。